『育成部門賞』受賞大浦宗博指導員へインタビュー
育成部門賞は最も指導員の育成に尽力した指導員に贈られる賞です。
賞を獲った感想を聞かせてください
一言で表すならば「驚き」です。僕の周りには実力のあるコーチがいてくれるのは確かですが、自分自身が育成したという実感も、この賞に値する人物だという自覚が全くありません(笑)でも、こうした賞を頂いた事については素直に嬉しいなと思っています。
後輩コーチを育成する上で、大切にしていることはなんですか
コーチを育成していく事の重要性、そして僕たちがなぜコーチを育成するのか、その意味自体を自分なりに理解していますが、実際に「どう育成していけばいいのか?」は今の時点でも一つに纏まってはいません。人それぞれが育った環境も違えば、個性、価値観もそれぞれなので、育成という人との関わり方も一つに纏まらなくてもいいのだと個人的に思っています。
その上で大切にしている事は、自分自身が後輩コーチに関わる際には常に「誠実」であり続けようとすることです。
単に「優しさ」という事ではなく、ここでいう誠実さとは「自分を飾らずありのままに出す事」そして「嘘」や「お世辞」で人を扱わないという事です。
何事においても正直に「良いものは良い」「悪いものは悪い」そう自分なりの考えを持って接する事で、自分と接した時ならではの時間になると思っています。
後輩コーチにとってありきたりな一般的な存在であるよりも、自分なりの個性を持った存在として接していく事が、自分にできる事の一つではないかなと考えています。
また僕自身の人としての器が成長していけば、ものの良し悪しの基準も変わっていきますし、その時に触れあっていた人たちに向けた関わり方も変わってくるだろうなと思います。
その時その時で自分に出来る事を明確にし、背伸びをしたりせず、誠実にしっかりと人と関わっていきたいなと思います。
これまで自分が成長してきた中で先輩コーチの心に残っている言葉や行動などありますか
スイカ割りをしているのと同じで、僕自身の考えは日々、色々な人の言葉や行動に影響を受けています!
今年度への抱負をお願いします
昨年度同様コロナの猛威は続いておりますが、選手や保護者の皆さんからのご支援のおかげで活動が続けられております。
その事に感謝を忘れず、どんな時でも自分たちに出来る事に目を向けて、日々成長しながら活動をしていきたいと思います。