『BEST DRILL賞』受賞 蓜島 元夢 指導員へインタビュー
BEST DRILL賞は最も子どもの成長に貢献するドリルを考案した指導員に贈られる賞です。
今回考案されたドリルについて教えて下さい
「リアクション1on1」は、相手のアクションに対してリアクションするドリルです。相手が〇〇の場合は▲▲、のようなパターンを作っておき、OFがDFのアクションに対して、正しく認知して、実行するドリルになっています。
①DFが、ボールに近い方の手が出した場合は、OFはボールを引いてドロップスタンス
②DFが、ボールから遠い方の手を出した場合は、OFはレッグスルー
③ ①/②の時に、足も同時に出た場合、OFは、ドロップスタンスorレッグスルーを後にドライブする 相手のアクションに対して、素早く認知判断することが求められます。そのためにも、相手を感じる感覚を身につけることが重要になります。
今回のベストドリル考案にはどのような背景やきっかけがありましたか?
近年、バスケットボールの展開がとても速く、素早い展開の中で、素早く、そして正確な判断が求められます。その判断というのは、有意識というよりは、無意識的に行動することが重要です。そういった、無意識的に行動するためにも、日頃から有意識のレベルを上げることが必要ではないかと思い、今回のような素早く判断が求められうドリルを考案しました。 また、私の担当する子ども達がドリブルファンダメンタルの強化が必要であったこと、そして、最近改めて重要視されている、「トップフット」を掛け合わせて考案に至りました。
普段ドリルを考案する時に、アイディアとして参考にしているものなどありますか?
今では多くのコーチがSNS等でドリルをアップしていますので、そこからヒントをもらっています。その中から、良いと感じたものを取り入れたり、他のドリルと組み合わせたりしています。ただし、重要なのは目の前の子ども達が成長し多くの学びを得られるかどうかです。そのため、盲目的に取り入れるのではなく、試行錯誤を重ねながら、より良いドリルを考案するよう努めています。
今年度への抱負をお願いします
今年度もより良いドリルを提供できるように、精進します。