ERUTLUC|What’s 3×3

What’s 3×3

ここ最近注目を集めている3人制のバスケットボールである「3×3(スリーエックススリー)」。
ストリート発祥の「3on3(スリーオンスリー)」と呼ばれて親しまれた3人制バスケットボールに世界統一のルールを設け、2007年から「正式競技種目」として発展させたスポーツで、現在世界的に盛り上がりを見せています。
ここ最近ではオリンピック正式種目として世界的にも注目され、国内でも大きな盛り上がりを見せています。

実際の大会では使うコートは通常のバスケットボールのコートの半分くらいの広さで行います。
ルールも5人制のバスケットボールとは異なる部分があり、オフェンスとディフェンスの切り替えが非常に速く、試合展開そのものが速いという特徴があります。
また、3人でボールをシェアしているため、一人一人がボールを持つ時間が増えます。
よって、個人の1on1へのチャレンジの回数が増えることに繋がります。

そして最大のポイントはコーチ(指導者)の帯同が不要という事です。
メンバー同士が力を合わせながら交代のタイミング、試合における作戦などを練ることによって、将来に最も必要とされる「主体性」や「オーナーシップ」を持つ選手になってもらうことが私たちの願いです。

国内では、このように大会が行われています!
詳しくは、こちらをご覧ください。

育成年代に3×3を取り入れる理由

育成年代において個人の能力や技術を磨くことは、とても意義のあることだと私たちは考えています。

なぜなら、年代が上がっていくほどチームの戦術はより複雑なものになり、ディフェンスのインテンシティ(強度)も上がっていきます。
その中でプレーをしながら選手一人一人はチーム戦術をどう遂行して行くべきかの判断を求められていくので、その段階で戦術を遂行するために必要な技術や能力を備えていなければ、良い判断に辿り着くことは困難なものになってしまうでしょう。

また、バスケットボール選手として最終的に求められる能力は、戦術を最後までしっかりと遂行できることだけではありません。
チーム戦術を壊すほどのナイスディフェンスに対して、またインテンシティの高い相手に対して、最後は臆することなく1on1で局面を打開できるかどうかが最も重要だと考えています。

こうした事を踏まえ、1on1の状況下でボールを奪われずにキープできる能力、パワフルかつスピーディなドライブ、ディフェンスに止められてしまった後の2回目のドライブスキル、コンタクトを伴う場面での冷静な判断やステップワークなどのオフェンスに関する技術的な戦術遂行力は育成年代から磨いておくべきだと言えます。

またそうしたオフェンスの技術を高めることによって、同時に1on1のディフェンスが磨かれていくことが理想です。
広いスペースのある3×3のコートでは、戦術的に守るのではなく「一人が一人をしっかり守る」というマンツーマンディフェンスの本質的な部分がより求められ、それによってディフェンスが育っていくことを期待しています。

よりボールを持つ機会が増え、1on1の回数が増える「3×3」というのは育成年代だからこそ取り入れていくべきものであると私たちは考えています。


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