ギャノン・ベイカーキャンプレポート

プロスキルコーチから感じる圧倒的なエネルギー

2016年4月29日~5月5日にギャノン・ベイカー氏を日本にお招きして、延べ6日間で5つの都市(東京、埼玉、千葉、大阪、愛知)を廻りキャンプが行われました!!

ギャノン氏が今回のキャンプのなかで日本の子供たち、指導者の方々へ伝え続けた内容を皆さんにご紹介していきます。


GANON BAKER(ギャノン・ベイカー)とは?

アメリカ国内でプロフェッショナルスキルコーチのパイオニア的存在であり、現在も第一人者として世界各国でクリニックを行い、ジュニアプレーヤーからNBA選手に至るまで幅広くトレーニング活動を行っている。



彼のリーダーシップ・バスケットへの情熱・カリスマ性は多くの人々を魅了し、NBA選手からもパーソナルトレーナーとして、またキャンプコーチとして多大なる信頼を得ている。

ジュニア選手に最も伝えたいこと



① NBAプレイヤーを目指そう

ギャノン氏は日本の子どもたちに「第一にNBA選手を目指して欲しい。」と伝えていた。しかし、NBA選手というのはみんながイメージするNBA選手ではない。


彼の言うNBA選手とは『 No Bad Attitudeな選手 』。


つまり練習に一生懸命取り組み、エネルギーを出して頑張れる選手になって欲しい。ドリブルをつくにも常に全力で行い、できるものは「より力強く、より速く、より正確に」と質の高さを求めて欲しい。そして何より常にエネルギーを出し続けることが大切である。


② コート上では常にエネルギーを出し続ける

ギャノン氏が練習の中で言い続けていたことが、「エネルギーを出す」、「盛り上げる」、「チャレンジする」、であった。

コートにいる選手は全員が仲間であり、一人一人が全ての練習に100%で取り組むことで、そのエネルギーが空気を通じて周りにも影響を与える。出来ないことでも一生懸命チャレンジする。様々な技術に対しても失敗を恐れず挑戦し笑顔で楽しむこと。

そして、一生懸命頑張っている選手を盛り上げることや全力を出し合った仲間を讃え合うことで、周囲の選手に大きな勇気を与える。これらの事をNBAの選手の例も挙げながら繰り返し伝えていた。


③ コートで出してはいけないこと

・Don’t Be Silent. (静かにならない)

・Don’t Be Soft. (弱々しいプレイヤーにならない)

・Don’t Be Selfish. (自分勝手にならない)



これは自分自身を成長させるのに必要ではない。
同じコートにいる選手に悪影響を与えてしまい周りにもそれが伝染してしまう。与えてほしいのはマイナスの影響ではなくプラスの影響である。



練習中は常に声を掛け合い、決して静かにならない。練習の切り替えなどで皆が集まる時には拍手やハイタッチなどを必ず行い、良い雰囲気を作りだす。NBAの選手たちと練習をすれば、彼らは必ずそういった事をお互いにしている。仲間を励ます声かけや実際のプレーをコートの中で出してほしい!



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コンフォート・ゾーン(安心領域)



④ 安心領域から抜けだす

知らず知らずのうちに人間は楽な方へ流されてしまう。世の中の様々な空間、仕事への取り組み方でもそうだ。バスケットをうまくなりたい選手は今の自分自身を見つめ直してほしい。もし自分の安心できる場所に留まってしまっているのであればそこから抜け出すことが大切である。一つの練習に100%で取り組むことが自分自身の成長に繋がる。



だから、今できる状態の居心地の良さからいち早く抜け出し、自分の限界を越えるために「より強く・より速く・より正確に」プレーし、自分の殻を破りながら次の段階にチャレンジしていってほしい。




⑤ 自信を養う体幹トレーニング

ギャノン氏の練習の最後にはレブロン・ジェームスがやっている「8分間足を一回も地面につけない体幹トレーニング」が行われる。もちろんNBAのトップ選手と同じトレーニングはジュニア期の選手には無理なので、その縮小版にチャレンジした。体幹と呼ばれる部分を集中的にトレーニングし、身体的にも精神的にもハードなトレーニングで自分自身を追い込んでいく。



このトレーニングを最後までやりきることによってフィジカル面での向上だけでなく、厳しいトレーニングをやり抜いたという自信を得ることができる。どんなに上手い選手であっても過酷なトレーニングは避けられないのだから。


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今回のキャンプでは、ギャノン氏のバスケットボールに対する思いや、バスケット選手がコートの中で出してほしいこと、バスケットボールに対する取り組み姿勢などを感じさせられるキャンプになりました。



前回のキャンプに引き続きギャノン氏の溢れるエネルギーが参加された選手や保護者の方、コーチの方々に感じて頂けたと思います。



また、このような機会を日本の子供たちや保護者、熱意あるコーチたちに提供してまいります。

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