2014年11月25日(火)~12月4日(木)でNBAシューティングコーチのデイビッドナース氏(以下デイビッド)をお招きし、特別シュートクリニックを開催しました。10日間で合計8回、関東各地で開催されたクリニックのレポートをお届けします!
【デイビッドとエルトラックの出会い】
2014年5月に来日して、同じくスペシャルクリニックを開催してくれたギャノン・ベイカー氏からの紹介で、デイビッド氏からエルトラックにコンタクトをとってくれました。デイビッド本人、世界中を飛び回ってクリニックをしており「日本の選手のために協力できることはないですか?」と連絡をくれました。これも前回のギャノンのクリニックを開催できたことからの繋がりでしたので、エルトラックとしても是非デイビッドを呼びたいと、今回の招聘となりました。
まずはデイビッド本人のショットスキルをご覧になりたい方は下記の動画をチェックしてみてください↓
レポート第1弾は、「シュートフォーム」についてです。「偉大なシューターになるためには、1本1本のシュートを完璧なフォームで打ち続けることだ!」というデイビッド氏。彼のシュートフォームに関する考え方をご紹介します。
(注)シュートフォームについて諸説がありますが、あくまでこのレポートではデイビッド氏がクリニックで紹介してくれたものを皆さんに紹介する意味で、デイビッド氏の説明のままに掲載しています。

フィートとは英語で「足」のことです。フィートの掛け声とともに足を肩幅に広げ、バランス良く立ちます。
つま先は両足ともまっすぐ前に向けます。利き足のつま先を逆の足よりも少しだけ前に出します。
つま先は両足ともまっすぐ前に向けます。利き足のつま先を逆の足よりも少しだけ前に出します。

ハンドの掛け声で、利き手を大きく広げボールを持ちます。その時、中指や人差し指、もしくは2本の指の中心がボールの真ん中を指します。
またガイドは“ガイドハンド”のことで、ボールを支える利き手と反対の手です。ガイドハンドはボールの縫い目が集まっている箇所に合わせます。その時に利き手とガイドハンドの親指がお互いにアルファベットの「T」の形を作るようにします。
またガイドは“ガイドハンド”のことで、ボールを支える利き手と反対の手です。ガイドハンドはボールの縫い目が集まっている箇所に合わせます。その時に利き手とガイドハンドの親指がお互いにアルファベットの「T」の形を作るようにします。

レディーは、その言葉のとおり“準備する”です。いつでも素早くシュートが打てるように、椅子に腰掛けるような姿勢で膝を曲げ、腰を落とし、ボールは利き腕側のシューティングポケットに位置させます。さらにボールを持っている利き手の手首をしっかりと返し、シューティングフィンガーが天井を指すようにします。

レディーの状態から、真上にボールを上げていきます。シューティングポケットからまっすぐ持ち上げてくるのが大切なポイントです。またちょうど上腕が床と平行になったところで、腕の形がアルファベットの「L」の形になっているかどうかをチェックしましょう。
※但し、これはフォームの確認のため止めているだけですので、実際にシュートを打つ際にはこの場面で腕は止まらず、レディーからフォロースルーまでワンモーションの動作でシュートを放ちます。

シュートフォームの中で最も大切な場面であるフォロースルー。レディーの状態から、足首、ひざ、腰、腕、ひじ、手首を連動させボールにエネルギーを伝えます。腕が伸びてボールが一番高い位置にくるタイミングで手首をスナップさせてシュートを打ちます。その時、人差し指や中指のシューティングフィンガーがリングの中心に向いており、肘の高さは自分の眉毛と同じ高さで固定します。
クリニックでは上記のチェックをデイビッドコーチと一緒に大きな声を出しながら繰り返し行い、各チェックポイントを頭と筋肉両方に記憶させていきました。
第1回レポートは以上です。
次号は「ボールをキャッチしてからシュートを打つまでに0.5秒速くする“ブーストステップ”の紹介です!!お楽しみに!
次号は「ボールをキャッチしてからシュートを打つまでに0.5秒速くする“ブーストステップ”の紹介です!!お楽しみに!