ここ最近、勉強した体幹のトレーニングを続けるエルくんとラックちゃん。
エル「このまま体幹トレーニングをちゃんと続ければ姿勢も良くなってバスケがうまくなるんだよね!?
とにかく体幹トレーニングだ!!!」

ラック「んー…。
本当に体幹だけ鍛えれば姿勢は改善されるのかな…??
前に勉強した『ジョイントバイジョイント』を思い出してみると、
体幹は安定させるべき場所となっていて、動きすぎることで怪我につながってしまうから安定性を保てるようなトレーニングをしていくんだよね。」
エル「体幹だけを安定させたからといって姿勢を完全できるとは限らないと…!??」
ラック「ジョイントバイジョイントセオリーでは、結局それぞれの関節が役割をもって働きながら、いろいろな関節と連動して働いていて、その役割を果たすことで良い動きにつながってくるということだから、問題のある部分だけに働きかけても改善されないんじゃないかしら?」
エル「腰を反らないと腕が上まであがらない状態を改善するには、腕の動きに関わってくる肩甲関節と胸椎についてもトレーニングしていく必要があるということだね?
僕の姿勢の悪さは体幹トレーニングだけでは改善できないんだ…。」

ラック「もちろん体幹を安定させることは必要☝?
でも、ある部分だけトレーニングするんじゃなくて、問題がある部分の上下の関節の役割を発揮できるようにトレーニングしていくことが大切ね?」
エル「なるほどね〜✨
問題がある部分だけに目を向けると解決できないものが、全体から見てみると解決できることがあるんだ?
例えば、背中が丸まっている猫背は、部分で見ると肩が内側に入っている、だから肩関節に原因がある!と考えるけれど、全体で見ると、胸椎の動きやすさ、肩甲関節が安定していることとかも関わってくるんだね!」

ラック「猫背を治そうと胸を張ることで、代償運動が起こってしまう可能性もあるからね?
体幹が安定していなかったり、胸椎が動きにくい状態だとその代償で腰を反って猫背を治そうとしてしまうわ。
正しい姿勢や動きに改善していくには、一部分だけじゃなくて、全身に目を向けて取り組んでいくこと、それぞれの関節が本来持っている役割を果たすということが大切になってくるわね☝?」
エル「僕たちの身体って、奥が深い…
よし!体幹トレーニングにプラスして肩甲関節、胸椎のトレーニングもしていこう!!?」
ジョイントバイジョイントアプローチ
:ジョイントバイジョイントの考え方に基づいたアプローチ
胸椎を動かすトレーニング

※腰を固定して、胸椎が開くようにストレッチ
肩甲関節を安定させ、肩関節を動かすトレーニング
・パッキング

※肩を耳から遠ざけて首の長さを確保する
・上肢プッシュ(プッシュアップ)




