トラベリングの考え方
L「ピボットフットがどのように決まるのかを勉強したけれど、
じゃあ、実際にバイオレーションになるステップってどんなステップなのかしら?🤔
決められた範囲を超えて移動してしまうとトラベリングになるのよね…」
E「具体的にどんなステップがイリーガルになるのかもしっかり競技規則には記してあるよ💡
ピボットフットが基準となってトラベリングのバイオレーションなのかどうかが決まることはもう大丈夫だね😊
バスケはボールを持ったときに3つの選択肢があるけれど…」
L「ドリブル、シュート、パスね!」

E「うん、そうだね!
自分がボールを持って移動をするためのドリブル、相手ゴールにボールを入れるためのシュート、ボールを移動させるためのパス。
ボールを持ったときに自分も移動をするのか、ボールだけを移動させるのかによって自分が動くことができる範囲が決められているよ💡
まずは、トラベリングの基本的な考え方から見ていこう!」
・コート上でライブのボールを持ったまま定められた範囲を超えて移動してしまうとトラベリングのバイオレーションとなる。
・ドリブルを始める場合、ピボットフットがフロアから離れる前にボールを離さなければならない。

・ショットおよびパスの場合は、2歩目を踏んだ後にショットおよびパスをしてもよい。3歩目を踏むとイリーガルとなる。

※ただし、ピボットフットでジャンプすることはできるが、ピボットフットでジャンプした場合、次に足がフロアにつく前にショットおよびパスをしなければならない。
・両足でジャンプをした場合は、フロアに着地するまでにボールを手から離さなければならない。

・同じ足(右右、左左、両足両足)を連続して使うことはできない。

L「ふむふむ、ドリブルを始める場合とシュートやパスの場合ではそれぞれ違いがあるわけね🤔」
E「そのうちドリブルが関わってくる場合のステップについて、動いている時のドリブルには『0ステップ』が適用されるから知っておくといいよ☝🏻
ドリブルが関わるステップについて、ボールを持った状況別に整理していこう!」
【状況①】
両足で立ったままの状態でボールをキャッチ!
または
空中でボールをキャッチして両足で着地!

《ピボットフット》
片足を上げた瞬間のもう片方の足
ドリブルを始める場合→
ピボットフットがフロアから離れる前にボールを離さなければならない。

【状況②】
空中でボールをキャッチして片足で着地!

《ピボットフット》
着地したその足
ドリブルを始める場合→
ピボットフットがフロアから離れる前にボールを離さなければならない。

【状況③】
動きながらフロアに足がついた状態でボールをキャッチ!
※0ステップの適用※

《ピボットフット》
フロアに着いた足は0歩目として、次に着く足が1歩目となりピボットフットになる。
1歩目で止まった場合は0歩目とした足がピボットフットになる。

ドリブルを始める場合→
一連の動きの中では、2歩目がフロアにつく前にボールを離さなければならない。

※ただし、1歩目のピボットフットが確立した後に止まった状態ができた場合には、ピボットフットが離れる前にボールを手から離さなければならない。

【状況④】
動きながらドリブルを終えるときにフロアに足がついた状態でボールをキャッチ!
※0ステップの適用※

《ピボットフット》
フロアに着いた足は0歩目として、次に着く足が1歩目となりピボットフットになる。
1歩目で止まった場合は0歩目とした足がピボットフットになる。
※その後のショットおよびパスをするためのステップはトラベリングの基本的な考え方を適用。
L「自分がボールを持った状態で直接ボールを移動させるドリブルを使うためには、ピボットフットがフロアから離れる前にボールを離さなければならない。というのが絶対条件になるのね☝🏻」
E「そして、パスやシュートといったボールのみを移動させるためには、ピボットフットは上げてもいいけれど原則を反して3歩目を踏んではならない。と。
原則は、ボールを持った状態で2歩まで踏むことができること。
2歩を超えてステップを踏んでしまうとトラベリングになること🤨」
L「直接ボールを保持してボールを移動させるドリブルのほうが制限が強くなってるようね…
これはラグビーとかハンドボール、サッカーのような他のスポーツとは違ったバスケットボール特有の面白さが見えてくるわ😄✨」
E「次回、具体的な正しいステップをおさらいするよ!」