L「今日はTOのそれぞれの仕事について勉強していきましょう😉
まずは試合全体の時間を管理する大切な仕事、『タイマー』からね!」
E「日本では、各クォーター10分が4回の40分間、U12カテゴリーでは6分が4回の24分間、U15カテゴリーは8分が4回の32分間の競技時間になっていて、
この決められた時間の中で勝負するバスケットボールだから、タイマーの仕事はとても重要なものだね😳」
L「まず、タイマーが操作するのは
- ゲームクロック
- ブザー
- ストップウォッチや時間を計る表示器具
になるわ。」
E「ストップウォッチは何に使うの?」
L「ストップウォッチは、タイムアウトの時間を計測するために使うよ👍🏻」
E「そっか!タイムアウトも60秒って決まっているからね💡
そういえば、ゲームクロックの中にはタイムアウトの時間を計測できる機能がついているものもあるよね!」
L「タイマーはタイムアウトの時間を計ることも一つの仕事として、3つの時間を計る仕事があるわ。
- 競技時間を計ること
- タイムアウトの時間を計ること
- プレーのインターバルの時間計ること
この3つね☝🏻」
E「そしたらこの3つを完璧にマスターすればタイマーの仕事はバッチリだね✨」
L「試合をスムーズに進行するためにも、タイマーは他にも仕事があるの。
各クォーター、各オーバータイムの終了時を、ゲームクロックと連動した大きな音のブザーで知らせる
という仕事があるわ。」
E「ここでブザーを使うんだね!
時間が0になったらゲームクロックのブザーは自動で鳴るけれど、より大きな音で知らせることができたら誰もが分かるからね👍🏻」
L「もし、ブザーが鳴らなかったり聞こえなかったりした場合に、何らかの方法で速やかに審判に知らせるということもタイマーの役割になっているんだよ。
ここからは、具体的な競技時間の計り方について勉強していきましょう。
まず、競技時間の計測からね。
・ゲームクロックを動かし始める
1.ジャンプボールの場合
正当にジャンパーがボールをタップしたとき
2.フリースローの場合
最後のフリースローが成功せず、引き続きボールがライブの場合、ボールがコート上のプレイヤーに触れたとき
3.スローインの場合
コート上のプレイヤーがスローインされたボールに正当に触れたとき
・ゲームクロックを止める
1.各クォーター、各オーバータイムの競技時間が終了し、ゲームクロックが自動で止まらなかったとき
2.ボールがライブで審判が笛を鳴らしたとき
3.タイムアウトを請求していたチームの相手チームがフィールドゴールで得点したとき
4.第4クォーター、各オーバータイムの2:00あるいはそれ以下を表示している場合、フィールドゴールが成功したとき
5.チームがボールをコントロールしている状態で、ショットクロックのブザーが鳴ったとき
このように時間を計っていきます。」
E「1秒でも勝敗が逆転することもあるから、どのタイミングで動かし始めたり止めたりするのかというのは一大事なことだね🤨
次はタイムアウトの時間の計り方にいってみよーう👍🏻」
1.タイムアウト開始
審判が笛を鳴らしてタイムアウトのシグナルを示したときにストップウォッチを動かし始める
2.試合再開の準備
50秒が経過したときに、ブザーを鳴らして審判に知らせる
3.タイムアウトの終了と試合再開
タイムアウトが終了したとき(60秒が経過したとき)にブザーを鳴らす
E「タイムアウトのときは2回ブザーを鳴らすんだね!
試合がスムーズに進行できるように、50秒で知らせて、60秒後には試合を再開できるようにすると😊
ベンチも試合をスムーズに進行できるように、制限時間を守って、協力することがお互い気持ちよく試合に臨むことができるね✨」
L「バスケは試合時間だけじゃなくて、試合が始まる前や各クォーター間、ハーフタイム、などプレーのインターバルの時間も決まっているわ。」
1.前のクォーター、前のオーバータイムの競技時間が終了したあと、速やかにプレーのインターバルの時間を計り始める
(クォーター終了後すぐにフリースローを行う場合は、そのフリースローが終わってから計り始める)
2.第1クォーターおよび第3クォーターが始まる3分前と1分30秒前に審判に知らせる
(国内大会ではブザーを鳴らすことを推奨)
3.第2クォーター、第4クォーター、各オーバータイムが始まる30秒前に、ブザーを鳴らす
4.プレーのインターバルが終了したときに速やかにブザーを鳴らし、同時にインターバルの時間の計測を終了する(ゲームクロックを速やかに各クォーターの競技時間にセットする)
E「このプレーのインターバルの時間はそれぞれのカテゴリーや各大会で決められているから、その規定に沿って時間を計っていくんだね🤔」
L「これが時間を計る3つの仕事の具体的な内容になるよ☝🏻
タイマーの仕事をマスターして、時間を正確に計測できる信頼されるTOになっていきたいわね☺️」
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