ラック「バックコートバイオレーションの移り変わりを勉強して、バスケがルールと一緒に進化していることがよくわかったね☝🏻」
エル「このバックコートバイオレーションは近年でさらに改良を重ねているから、改めて現行のルールを確認して整理しようか😁
まず、コートの割り振りについて、バックコートとフロントコートの考え方から見ていくと、
【バックコート】
自チームのバスケットの後ろのエンドライン、サイドライン、センターラインで区切られたコートの部分をいい、自チームのバスケットとそのバックボードの内側の部分を含む(裏側以外)
※センターラインはバックコートの一部
【フロントコート】
相手チームのバスケットの後ろのエンドライン、サイドライン、センターラインの相手のバスケット側の端で区切られたコートの部分をいい、相手チームのバスケットとそのバックボードの内側の部分を含む。

ラック「『フロントコートでライブのボールをコントロールしている』ってあるけれど、じゃあもし、片足だけがフロントコートに入っている状態でドリブルをしていたら、これはバイオレーションになるの?」
エル「フロントコートでライブのボールをコントロールをしている状況を定義しているからそれも併せて見てみよう💡

としているよ!」
ラック「なるほどね。片足がフロントコート、もう片足がバックコートに触れている状態だとまだバックコートにいるということになるのね🤔」
エル「どんな状況だとボールがバックコートに返ったことになるかについても明記されているよ。」
フロントコートでライブのボールをコントロールしているチームのプレーヤーが、フロントコートで最後にボールに触れ、次にボールが、
・体の一部がバックコートに触れているそのチームのプレーヤーに最初に触れた場合。あるいは
・そのチームのバックコートに触れたあと、そのチームのプレーヤーに最初に触れた場合

エル「ボールがバックコートに触れた後にたとえフロントコートにいる味方にパスがつながったとしてもバイオレーションになるよ☝🏻」


ラック「もし、両足がフロントコートに触れていて、ドリブルしているボールだけバックコートにあるときはどうなるのかな?」
エル「それはまだフロントコートでドリブルをしていることにはならないから、バックコートバイオレーションにはならないよ!
このドリブルが、コートに触れたあとにそのチームのプレーヤーに触れるとバイオレーションになるね。
このバイオレーションはスローインの時にも適用されるから注意が必要になるんだ!」
ラック「そうね、スローインで審判からボールを受け取った時点でボールの状態が『ライブ』になるから、フロントコートからのスローインでバックコートに触れているプレイヤーが最初にボールに触れてしまうとバックコートバイオレーションになってしまうということね😊」

エル「じゃあここでラックちゃんにクイズ!
Aチームがフロントコートからのスローイン、Bチームが自分たちのフロントコートからジャンプして、空中でボールを新たにコントロールして、その後バックコートに着地した場合はバイオレーションになる?」
ラック「複雑なケースね…まず、空中でボールをコントロールしたBチームの人はボールをコントロールした時点でフロントコートにいたことになるよ。
そして、着地したのはバックコートになるからバックコートに返ったことになるね!
あ、でも待って!
バックコートバイオレーションは、『フロントコートでライブのボールをコントロールしているチームのプレーヤーがフロントことで最後にボールに触れて、次にボールがバックコートに触れているチームのプレーヤーに最初に触れた時』に適用されるんだよね。
そもそもAチームのスローインだったからバックパスバイオレーションにはならないはず!」
エル「そういうことだね!
プレーヤーがフロントコートからジャンプして、空中でそのチームが新たにボールをコントロール、その後ボールとともにバックコートに着地した場合には適用されないということになるよ👍🏻」
ラック「センターライン付近でこれだけの複雑な攻防が繰り広げられていくんだから、ルールもどんどん進化していくんだ🥺
ちゃんとルールを理解して、整理しておくことで戦術の幅も広がるかもしれないね!」