結果を出し続けるのはどっち?
あなたはきこり。
真夏の炎天下の中大木を切り倒そうとのこぎりで巨大な太い幹を切っています。
引いて、押して、引いて、押して…その繰り返しです。
1日中働き、1分たりとも休んでいません。
汗だくで水分も充分に取らず、夏の暑さもありもう疲れ果ててしまっています。
しかし、大木はまだ半分しか切れていません。
どうしたらもっと頑張れるのか、ここでひと休みして額の汗をぬぐいました。
ふと、近くで別の大木を伐っているきこりが目に入りました。
「確かこの人は私と同じ早朝から木を切り始めていたな。」
切っている木の太さはほぼ同じです。
しかし、そのきこりはほとんど切り終わるところだったのです。
あなたは見ていました。
そのきこりが大体1時間ごとに必ず休憩をとっていたことを。
これはいったいどういうことでしょう。
あなたはそのきこりに
「いったいどういうことなのです?
あなたは私と違って1時間に1回は必ず休憩をとっていましたよね?
それなのにどうしてそんなに進んだのですか?」
と信じられないといった口調で尋ねました。
すると、そのきこりは笑顔で
「私が休憩をとっていることには気づいていたんですね。しかし、その間私がのこぎりの刃を研いでいたことには気づかなかったでしょう。」
と答えました。
あなたは何か気づいたことはありますか?
7つの習慣の7つ目は「刃を研ぐ」という習慣です。
つまり、人生に大切な4つの側面を再新再生させていくというものです。
その4つの側面というのは
「肉体」「精神」「知性」「感情」のことです。
この4つの側面をリニューアルし、正しい方法でバランス良く磨いていくことで、「7つの習慣」すべてをさらに磨いていくことにもつながります。
あなたが切っている大木を今の状態で全て切り終わる頃には、心も身体も疲弊しきり、商売道具ののこぎりの刃さえもボロボロになってしまうでしょう。
それと同時に多くの時間を失ってしまいます。
あなたの愛車も、長期的に高パフォーマンスの状態で乗り続けたいのであれば定期的なメンテナンスが必要になります。
メンテナンスを行い、修理すべきところは修理しておかないとある日突然故障してしまう危険性があるように、自分自身についてもメンテナンスを怠ってはいけないということです。
7つの習慣は『効果性の習慣』です。
それは、長期的に結果を出し続けることが目的の習慣なのです。
短期的な結果を出すのであれば、一時的に無理をしたり、原則に反したことをしても可能かもしれません。
しかし、長期的に成果を出し続けるためには原則に基づいた行動が必要となるのです。
あらゆることに一心不乱に取り組んで疲れ切るまで突き進み、一時的な結果から幸福を得るのか、自分の再新再生に取り組み長期的な成果を出すことで幸福を得るのか、どのような人生を送るのかはあなたの選択次第です。
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