相乗効果が生みだす奇跡
7つの習慣についてコラムを書いてきましたが、
今回紹介する第六の習慣「相乗効果を発揮する」が7つの習慣の集大成になります。
第一の習慣から続いてきたプロセスの成果でもあり、ここが目的地なのです。
第五の習慣までを振り返りましょう。
第一の習慣「主体性を発揮する」
第二の習慣「目的を持って始める」
第三の習慣「最重要事項を優先する」
第四の習慣「win-winを発揮する」
第五の習慣「理解してから理解される」
これらの習慣は、第六の習慣「相乗効果を発揮する」ための準備だったのです。
成長するプロセスには原則があり、まずは依存状態から自立をすること。
第一の習慣から第三の習慣は自立をして私的成功を目指す習慣であり、そこで相互依存への土台を整えます。
そして、第四の習慣、第五の習慣で相互に理解し合い、互いの才能や能力を合わせて相乗効果を発揮すれば、より素晴らしい何かを作り出すことができるようになります。
高いレベルの相乗効果を生みだすと、奇跡ともいえる新しい案が生み出され、全く新しいものが生まれていきます。
「相乗効果」は人生において最も崇高な活動なのです。
では、相乗効果とは何でしょう。
相乗効果を簡単に言うと、
「協力し合うことで、全体の合計が各部分の和よりも大きくなること」です。
つまり、1+1が3かそれ以上になることを意味します。
1+1=1
二人が敵対して協力体制をとらないことより、2人の協力による効果はなにも発揮されません。また足の引っ張り合いが始まると、和が0.5になってしまう可能性もります。
1+1=1.5
二人が妥協し合っている場合にも、二人がそれぞれ別々に力を発揮した場合より結果は思わしくなりません。
2人が協力し合ってそれぞれの力を発揮したときに、
1+1=2
という結果になります。
しかし、ただ協力したとしてもそれは自分の「1」を発揮しただけです。
>1+1=3またはそれ以上になるためには、
自分の「1」と相手の「1」にそれぞれの信頼関係、お互いの相違点を賞賛していること、お互いの得意な事や苦手な事の理解などが付随していることが大切になります。
『スラムダンク』『ハイキュー』『弱虫ペダル』などのスポーツ漫画でも相乗効果が生み出す奇跡が多く描かれているのではないかと思います。
それぞれが自分の問題に向き合い、主体性を発揮していること。
目的が明確なこと。
目標を達成するために緊急ではないが重要なことを大切にしていること。
相手を尊重して自分も成長しようと、お互いを高め合おうとしていること。
勇気が強すぎるキャラクター、思いやりが強すぎるキャラクターもストーリーの中で様々な経験の中でバランスをとれるようになっています。
自分ら歩み寄ることで相手を理解しようと努力することで、相手も自分のことを理解してくれるようになること。
そして、それぞれが信頼し合っていること。
これらの上に相乗効果が生まれ、奇跡と呼べる結果が生まれていくのではないでしょうか。
お互いが得意な面を発揮し、
そして、苦手な部分を補い合う。
それによって1人だったときには出来なかったようなことを達成するのです。
この相乗効果こそが、スポーツの真髄ともいえる要素なのです!