インディビジュアルオフィシエーティングテクニック


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L「エル君今日は何の本を読んでいるの?」

 

E「今日はね、これ!😤」

 

オフィシャルズマニュアル

L「それは!『2019オフィシャルズマニュアル』ね🤨」

 

E「僕はルールブックでルールの勉強をしているだけじゃだめなんだ。

審判としてのメカニクスも勉強しないと、誰からも信頼してもらえるような審判にはなれないからね☝」

バスケットボールを総合的に理解することでゲームを正しい方向に導くことができるんだ😉」

 

L「私ね、『審判の動きの四原則』知ってるのよ😤

ボクシングイン、オールウェイズムービング、スペースウォッチング、ペネトレ―ション
でしょ!?」

 

四原則

E「チッチッチ☝

古いねラックちゃん😏

それは『2013』まで。

『2019オフィシャルズマニュアル』ではもう、動きは四原則ではないんだよ。

最新の技術を学んでいくことは審判も同じなんだ💡

ルールやプレーが進化していくことに審判が置いていかれてしまってはいけないからね!

 

じゃあ説明していくよ!

 

 

まずは『インディビジュアルオフィシエーティングテクニック』

略して『IOT(アイオーティー)』からだね。

 

IOT

これは、個々人の審判技術という意味で、

実際のゲームの中でプレーをレフェリーするにあたって、個々の審判が技術や知識を理解して判定を下すことにつなげていく大原則のことだよ。

 

そして、その判定を下すためにある基本的な技術というのが

 

  • コールザオビアス(CALL THE OBVIOUS)
  • ステーショナリー&ディスタンス(STATIONARY AND DISTANCE)
  • レフェリーディフェンス(REFEREE THE DIFENSE)
  • 45度とオープンアングル(45° AND OPEN ANGLE)
  • ステイウィズザプレー(STAY WITH THE PLAY)

これらを正しく理解することが大切なんだ。」

 

L「わ~なんだか難しい言葉ばがたくさん出てきたよ~😵」

 

困惑

E「大丈夫!マニュアルを一緒に見ながら勉強していこう👍

 

 

まずコールザオビアス

それぞれの審判が、自身のプライマリカバレージ内つまり自身の責任エリア範囲内で誰見ても明らかなインパクトのある触れ合いや、ゲームの中で重要な触れ合いをファウルとして宣すること。

 

コールザオビアス

ステーショナリー&ディスタンス

静止した状態からプレーとの適度な距離感を保ってレフリーすること。

しかし、ただ止まってプレーを眺めることではなくて、プレーをレフェリーするために適したポジションとアングルを確保しておくためにそのベストポジションとベストアングルを調整する「ポジションアジャスト」を絶えずしていくんだ。

 

『2013』での動きの四原則、オールウェイズムービングがこれに進化しているよ。

オールウェイズムービングは『プレーやボールの動きに対応して絶えず動き続けて位置を変える』というものだったけれど、静止した状態で判定を下すことになっているね。

 

笛を鳴らす瞬間に動き、体が揺れているとプレーを正確に判定することができないこと、プレーに近すぎるとプレーが大きく見えたり速く見えてしまうことで判定が難しくなってしまうことから、高い判定力を維持するためにこのようになったんだ。

 

ステーショナリー&ディスタンス

レフェリーディフェンス

まず、正確な判定を下すためには、レフェリーするものを明確にする必要があるよね。

審判はディフェンスが見えるポジションを取り、イリーガルなアクションに注目してレフェリーする。

正確に判定を下すためには常にディフェンスにアングルを当てておく必要があって、次に起こり得るプレーに合わせてアジャストしていくんだ。

その上で、オフェンスにアングルを当てておくことで、アクションとリアクションの関係を見極めて判定していくよ。

 

このレフェリーディフェンスは、『2013』での動きの四原則、スペースウォッチングの進化系になってるよ。

 

『スペースウォッチング』ではオフェンスとディフェンスの間のスペースを見極め、身体の触れ合いの事実を判断していたものが、見るべきものを明確にしてポジションを取り、まずディフェンスのイリーガルなアクションをレフェリーする『レフェリーディフェンス』に進化したんだ。

 

レフェリーディフェンス

45度とオープンアングル

アングルの右端から左端までレフェリーすべきプレーヤーを多く確保するために、リードオフィシャルやトレイルオフィシャルでは体の向きを45度にすること。

コート上のプレーヤーの位置を把握するためにはより多くのプレーヤーへのアングルを確保しておく必要があり、また、レフェリーするマッチアップに対しても、オープンなアングルを確保し続ける必要がある

 

アングルいまいち
アングル良い

最後にステイウィズザプレーだね。

これは、プレーの始まりからその展開、終わりまでをレフェリーすること。

ドライブやリバウンド、スクリーンなど次の展開が予想される動きの中で、自分のレフェリーするプレーを把握し、そのプレーを始まりから終わりまで見届けなければならないよ。

自身のプライマリから離れていくドライブや、距離はあるけれど見るべきマッチアップなど展開されるプレーにアングルを取り判定を下す準備をするんだ。

 

動きの四原則の『ペネトレーション』が進化したものが『ステイウィズザプレー』だよ。

 

始まりから終わりまで

これらをしっかりと理解して、判定につなげていくんだ😄」

 

L「『2013』の動きの四原則の中にはボクシングインがあったけれど…」

 

E「ボクシングインは、『2人で審判を行う2POでは継続してボクシングインの考え方を取り入れた位置取りを行う』って書いてあるね。

そもそも審判を3人で行う3POでは、2人の時と位置取りやプライマリが違うし、3人はいつでも大きな三角形のような位置関係を維持することになるよ!」

 

2poプライマリ
3poプライマリ

L「位置取りに関しては、エル君が説明してくれた基本的な技術を理解してレフェリーしていく中で決まってくるものということかしらね💡」

 

E「技術的な変更はあるけど、変わりのないことは、正しいインプットを得て正しい判断を下しゲームをコントロールしていく審判に求められるっていう本質だね😉

 

僕もバスケットボールにおいていかれないように常に最新の情報を学んでいくんだ!

勉強は苦手だけど、目標に向かって勉強することはとっても楽しいからね✨」

 

目標に向かうエル

L「向上心しかないわねエル君…

自分が目指すことにむかってひたむきにがんばれるって、才能!👍

メカニクス、ルールの理解だけじゃなくて、精神的な準備も必要になるから、その向上心しがあれば大丈夫そうね😉

 

でもね、大体はわかったけど、知らない言葉がたくさんでてきてたわ…

次はそれを教えてもらえないかな?」

 

E「よし!次は『ターミノロジー』の理解だね💡」

 

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