
先日、スペインから来てくれたセルヒオ、イニゴの二名のコーチが帰国しました。
たくさんの子ども達にスペインで実際に行っているドリルをやってくれましたが、考えたり、判断したり、チャレンジしたりというメニューで子ども達もイキイキと練習に取り組んでいたのが印象的です。
もっともっと、日本のジュニア期の練習メニューに「判断」を伴う練習を取り入れていかなければならないと感じました。
今回もスペインのコーチ達から色々な話を聞くことが出来ました。
僕もこれまでに
・ドイツ(ケムニッツ)
・チェコ(プラハ)
・スペイン(バダロナ)
・イタリア(ミラノ※サッカー)
と様々なヨーロッパの育成年代の環境について調べてきました。
あまり少ない情報で「ヨーロッパとは・・・」みたいな話をするのも偏りがでるかなと思っていたのですが、トーステン・ロイブル氏との交流や今回のスペインコーチ達とのミーティングの中である程度はっきりしてきた「日本の育成現場」と「ヨーロッパの育成現場」の違いについて、この機にブログの中でご紹介していきたいと思います。
日本とヨーロッパの育成環境で最も大きく違うのは「経験の質と量」です。
どんなところから経験の質と量に違いが出るのかというと
①システムの違い
・年代の分け方
・チームの人数制限
・リーグ戦
・ルール(ゾーンディフェンスの禁止・ミニは6ピリオドでピリオドごとの勝敗など)
②練習環境の充実
・人材面(指導者・トレーナー・ドクターなど)
・フローが保たれた競争環境
・憧れの存在
③練習内容
・ミニからU-18まで一貫した練習メニュー
・フィジカルトレーニングの充実
・各年代で勝利が最優先されないコンセプト
・ドリルのオーガナイズ・ラーニングメソッドの工夫
などが挙げられます。
これらについてこれから詳しく皆さんにご紹介していきたいと思います。
全てを真似すれば良いというわけではありませんが、良いものは良い。
真似できるものはどんどん真似して試して、うまくいったものを残していけば、きっと日本の子ども達にあった育成環境が見つけられると思います。
子どものスポーツ環境をより良くして行けるように、どんどんアクションしていきたいと思います!!