観見二眼(かんけんにがん)

2023.12.6

 意味 

「敵の太刀の位置を知っているが、少しも敵の太刀を見ない」
すなわち、この一節は、目先のことに目を奪われるのではなく、物事を俯瞰して状況全体をみることの大事さを訴えていること。
「見の目」は、今、動いている敵の太刀自体を見つめる、いわばクローズアップの目。そして「観の目」は、全体状況を俯瞰するロングショットの目。「観の目」を強く、「見の目」を弱くと宮本武蔵が述べている
目の付け方は、大きく広く付ける目である。
「観・見」二つの目があり、「観の目」を強く、「見の目」を弱く、遠い所を近いように見、近い所を遠いように見ることが兵法では必要不可欠である。
敵の太刀の位置を知っているが、少しも敵の太刀を見ないことが、兵法では大事である。

(宮本武蔵「五輪書」水の巻より)

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