アンスポーツマンライクファウルを知る

エル「オリンピックが始まってから3X3や5人制バスケの盛り上がりをすごく感じるね🔥!

展開が早くてスピード感のある試合はとっても面白いし、そのスピードの中での力強いコンタクトプレーは迫力が伝わってくるよ🙄」

ラック「あのスピードの中でディフェンスが正当なコンタクトでオフェンスを止められれば最強だよね😤」

エル「全部正当なコンタクトでディフェンスをできればいいけれどね、やっぱりそれはなかなか難しいか…🤔


リーガルなコンタクトなのか、イリーガルなコンタクトなのかそのギリギリのラインで戦っているからそれがまた面白いんだよね✨」

ラック「試合の中でどうしても止めなきゃいけない!これは行かせたくない!っていう場面もあるよね?


そういうときにはファウルを戦略的に使うこともあるんじゃない?☝🏻」

エル「戦略的にファウルを使うことは必要だよね💡


ラックちゃんはファウルにもいろいろなものがあるのは知ってる?」

ラック「知ってるよ!


確か、普通のファウルにテクニカルファウル。
アンスポ、ディスクォ!!😼」

エル「普通のファウル…つまり、パーソナルファウルのことだね😊

パーソナルファウルは相手チームのプレーヤーとの不当な体の触れ合いによるプレーヤーのファウル。


その中に手を不当に使うハンドチェッキングがあったり、体を不当に使って相手の進行や動きを妨げるブロッキングがあったりするんだよ☝🏻」


ラック「うんうん、パーソナルファウルはよく見るよね。


でも、それに比べてテクニカルファウルアンスポって試合で1回とか、むしろ見ないときのほうが多いんじゃないかしら…


ディスクォも名前は聞いたことはあるけれどまだ見たことがないわ🤔」

エル「パーソナルファウルとは少し違って、アンスポやテクニカルファウル、ディスクォはスポーツマンらしからぬファウルとして取り上げられるからね。


試合で見られないほうが好ましいんだよ😯

そして、そのうち体の接触によって取り上げられるのがアンスポーツマンライクファウル、略してアンスポと言うね!


体の接触じゃなくて言動や振る舞いに関するファウルテクニカルファウル


ディスクォはディスクォリファイングファウルといって、暴力行為が起きてしまったときのファウルなんだ。」

ラック「それじゃあ、はじめにパーソナルファウルとの違いを比べながらアンスポーツマンライクファウルについて勉強してこう!」

アンスポーツマンライクファウルとは

プレーヤーによる身体の触れ合いを伴うファウル

アンスポになる5つのクライテリア

※2023年度で改訂されています。
▶︎ルール改訂の記事を見る

クライテリア 1

ボールに対するプレーではなく、かつ、不当なバスケットボールのプレーとは認められない相手プレーヤーとの触れ合い

    クライテリア 2

    プレーヤーがボールや相手プレーヤーに正当にプレーしようと努力していたとしても、過度に激しい触れ合い(エクセシブハードコンタクト)

      ※「相手プレーヤーへの正当なプレー」とはボールを持っていないオフェンスプレーヤーに対するディフェンスなど、正当なバスケットボールのプレーを指す

      クライテリア 3

      ・オフェンスが進行する中で、その進行を妨げることを目的としたディフェンスプレーヤーによる必要のない触れ合い。

      ※オフェンスプレーヤーがショット動作(アクトオブシューティング)に入るまで適用される

        クライテリア 4

        ・相手チームのバスケットに向かって進行しているプレーヤーとボール、バスケットの間に相手プレーヤーが全くいない状況で、進行しているプレーヤーの後ろあるいは横から起こす不当な触れ合い。(クリアパス・シチュエーション)

        ※オフェンスのプレーヤーがショット動作(アクトオブシューティング)に入るまで適用される。

          クライテリア 5

          ・第4クォーターや各オーバータイムで、ゲームクロックに2:00あるいはそれ以下が表示されている状態でアウトオブバウンズからスローインを行うときに、またボールが審判あるいはスローインを行うプレーヤーの手にある間に、コート上のディフェンスのプレーヤーが相手プレーヤーに起こす不当な触れ合い

          ※オフェンスプレーヤーには適用されない

          ラック「アンスポになる条件が整理されていてとてもわかりやすいわ💡

          もしものことが起きたときにこれらの基準があれば一貫性を持って審判は判定できるね😊

          アンスポが取り上げられたあとは、どういう罰則になるの?」

          エル「相手チームにフリースローが与えられて、そのチームのフロントコートのスローインラインからのスローインで再開するよ☝🏻

          フリースローが与えられる本数は

          【ショット動作中ではない】

          2本のフリースロー

          【ショット動作中】

          ショットした場所がツーポイントフィールドゴールエリアの場合2本、スリーポイントフィールドゴールエリア場合3本のフリースロー

          ショットが成功したときは、得点が認められてさらに1本のフリースロー

          ラック「そっか、ショット動作中じゃなくてもアンスポはフリースローになると💡

          しかもボールの所有権をあげることにもなるし、パーソナルファウルに比べたら厳しいわね🙄」

          エル「それに、パーソナルファウルは5回記録される失格退場だけれど、アンスポは2回で失格退場になるんだ😨」

          失格退場

          アンスポーツマンライクファウル2個が記録された、もしくはテクニカルファウルとアンスポーツマンライクファウルを1個ずつ記録されたプレーヤーは失格・退場になる

          ラック「スポーツマンシップに則り、フェアプレーの精神において正々堂々たたかう!!🏅

          これぞスポーツマンの心得だね😤✨!」

          参考:日本バスケットボール協会「バスケットボール競技規則」/プレイコーリングガイドライン


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