習慣が(バスケ)人生を決める

鈴木良和のブログ






皆さんは腕を組むと右腕が上にきますか?左腕が上にきますか?


靴はどちらの足からはきますか?朝起きたらまず何をしますか?

これらはすべて無意識に「習慣」が現れている典型的な例です。


バスケットボールは「習慣」のスポーツ


バスケットボールは「ハビットスポーツ」と呼ばれるくらい、習慣の力が重要なスポーツです。

習慣には良い習慣と悪い習慣があります。

人の悪口は30分続けるのも簡単ですが、人をほめるのは30秒続けるのも大変です。

それと同じように、習慣も悪いものは簡単につづきますが、良いものを続けるのは大変です。


バスケットボールにおいて、良い習慣というのはどんなものなのでしょうか?





「We are what we repeatedly do. Excellence, then, is not an act, but a habit」

「人格は繰り返す行動の総計である。それ故に優秀さは単発的な行動にあらず、習慣である」


また、悪い習慣を治すにはどうしたら良いのでしょうか?


腕の組み方を逆にするにも、いつもと逆からバッシュをはくにも、意識しないといけませんね。

意識しないかぎりいつもと同じになるはずです。

習慣は、毎回毎回それを繰り返すたびに一本の糸が結わわれていき、いつの間にか太い縄になるのです。

まだ細い紐のうちは断ち切るのは簡単ですが、何回も繰り返された太い縄の習慣は簡単には断ち切れません。


この縄を断ち切る刃の鋭さは、断ち切ろうという意志の強さです。

意志が弱い、なまくらの刃では太い縄を断ち切ることはできません。


悪い習慣は、なるべく早い段階で断ち切っていかなければなりません。

子ども達に、スポーツを通じてどれだけ多くの良い習慣を身につけさせ、どれだけの悪習慣を断ち切れるか、子どものスポーツ現場が社会からどのような価値を見出してもらえるかはここにかかっているのではないでしょうか?


また、良い習慣、悪い習慣の選別についても、四角四面に選別して子ども達をラベルわけしてしまうようなことにならないように注意しなければなりません。


こちらの色眼鏡を通して子どもを見すぎてしまい、良い子、悪い子という決めつけが良くない結果を招くこともあります。

子どもの教育のメディアは子どもです。子どもがどうなっていくかでその教育の価値が決まります。

身につけさせようとした習慣も、それが本当に良いものなのかどうか。




柔軟でいて思慮深い考察が重要になってきます。






 

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