今日は6月9日。
ということは、
籠球(69)の日!
バスケットボールが生まれたのは今から100年以上も前の1891年12月21日(これは初めて試合が行われた日)
バスケットボールという名前は、桃を入れる籠を頭上に設置し、その籠にボールを投げ入れ合うことからこの名前がつけられたとのこと😊
アメリカのマサチューセッツ州スプリングフィールドにある国際YMCAトレーニング・スクールで、体育担当の教師ジェームズ・ネイスミスが考案しました。
ネイスミス教授は、冬の間に生徒たちの活動意欲を高めるような体育館でできる新しいスポーツが必要だと考え、このバスケットボールを考案したのです。
新しいスポーツを考えるときに、アメリカンフットボールやサッカー、ラクロスなどを取り入れようしたけれど、屋内で狭いこともあり、危険なプレーが増えて失敗に終わりました。
そこで、各スポーツの要素を取り入れながら、ボールを使用した安全でコントロール重視のスポーツにしていきました。
バスケットボールは、「雄鴨落とし」という遊びからヒントを得たのです。
雄鴨落としは、石を弧を描くように空中に高く投げ上げて、置いてある小石に当てる昔の遊びで、その遊びをヒントにしてゴールをプレーヤーの頭上に水平に設置しました。高い場所にリングがあって、上向きというのはバスケットボール特有ですね。
バスケットボールの当初のルールは13条でした。
内容を見てみましょう!
第1条
ボールはサッカーボールを使用し、片手あるいは両手で、どの方向へパスしてもよい。
第2条
ボールは片手、あるいは両手でどの方向に叩いてもよい。ただし、こぶしでたたくのは禁止する。
第3条
プレーヤーはボールを保持したまま走ることはできない。また、ボールをキャッチした地点からパスしなければならない。かなりのスピードで走っている時にボールをキャッチした場合、もし、ストップしようと努力しているならば一、二歩程度は許されることもある。
第4条
ボールは両手で保持しなければならない。両腕やからだを用いてはならない。
第5条
どのような方法であれ、相手を小突いたり、捕まえたり、押したり、つまずかせたり、たたいたりすることは許されない。この規則の第1回目の違反は1個のファウルとする。2回違反を犯した場合は次のゴールが成功するまで退場とする。もし、故意に相手を傷つけようとするようなプレーであると見なされた場合は、ゲーム終了後まで退場とする。
第6条
第1、2、3、4条で述べたことに1回違反を犯すごとに、1個のファウルとする。
第7条
両チームのどちらかが連続して3個のファウルを犯すと、その相手チームに1ゴールを与える。(「連続」とはその間に相手チームがひとつもファウルをしないという意味である)
第8条
ボールがスローされるか、あるいは、タップされてバスケット内に入ればゴール成功である。もし、ボールがバスケットの縁に止まったり、ショットした時に相手がバスケットを動かしたりした場合もゴール成功と見なされる。
第9条
ボールがコート外に出た場合はそののちに最初にボールを保持したプレーヤーなら誰でもスローインできる。そのとき、スローアーは5秒間だけ相手チームから妨害されないでボールを保持することを許される。もし、どちらのチームのボールとなるか判定がつかないときは副審がその位置からコート内にスローインする。スローインの際に5秒間を超えるとボールは相手側に与えられる。また、スローインの際、どちらかのチームがゲームを遅らせようとした場合、副審はそのチームにファウルを宣告する。
第10条
副審はプレーヤーを審判し、ファウルを記録し、連続3回のファウルがあったときは 主審にこれを知らせる。主審は第5条によってプレーヤーを失格させる権限を有する。
第11条
主審はボールをめぐるプレーを判定し、いつボールがインプレーとなるか、インバウンズとなるか、どちら側のチームにボールが与えられるのかなどを決定する。また、競技時間を計る。さらに、ゴール成功を確認し、その回数を記録する。これらに加えて、他のゲームで主審がいつも担っているような任務も務める。
第12条
競技時間は15分ハーフ制とし、5分間のハーフタイムを置く。
第13条
ゴール成功の多かったほうが勝者となる。もし、同点の場合は両チームのキャプテンの同意をもとに次のゴールが成功するまでゲームを続ける。
当初のルールから試行錯誤をしてどんどんバスケットボールが発展していきました。
現在は50条となっています。
その50条の中でも項目がいくつかに分かれています。
現在もルールは毎年更新されており、バスケットボールは進化を続けています。
プレーすることもおもしろくて、
観戦するのもおもしろい。
とても奥の深いスポーツであるバスケットボールが、これからもさらに発展していくのがとても楽しみですね😄
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