第346号 誰にでも使える魔法
コラム第341号において、コーチ銀行と信頼残高の話をしました。
信頼残高を増やしていくことは、自分の人生を豊かにしてくれます。
その中で、自分の人生を豊かにするだけでなく、人の人生までも豊かにできる「魔法」があるとのことです。
それは
「プラスアルファの魔法」
というものです。
誰かに何かを頼まれたら、それを忠実にできるということ。
それも信頼残高を増やしていくことができます。
しかし、頼まれた以上のこともできます。
それが、「プラスアルファの魔法」です。
頼まれた以上のことをする
求められている以上のことをする
人が期待している以上のことをする
それが魔法になるのです。
「おはようございます」
「こんにちは」
「よろしくおねがいします」
「ありがとうございます」
「お疲れ様です」
私たちは毎日多くのあいさつを交わしていますよね。
文面では伝わりにくいと思いますが、このあいさつを
「おはようございます(^^)!」
「こんにちは(^^)!」
「よろしくおねがいします(^^)!」
「ありがとうございます(^^)!」
「お疲れ様です(^^)!」
のように元気よく笑顔であいさつしてみます。
あいさつを交わした人からの印象は格段に良くなるのではないでしょうか?
もしかしたら元気に笑顔であいさつすることで生まれる会話もあるかもしれません。
印象が良いことは信頼残高を増やすことに繋がります。
また、まわりからの信頼残高を増やすだけでなく、自分自身も気持ち良く1日を過ごすことができます。
そもそも、あいさつをしないというのは、信頼残高を減らしてしまっていることになりますし、相手にも失礼ですよね。
信頼残高を増やし、生活をより豊かなものにしたいと考えているのであれば
ただあいさつをするだけでなく、何かできることひとつでもプラスしてあいさつができるといいですね。
バスケットボールで考えてみると、
ハンドリング100回を宿題に出されたら、200回やってくることもプラスアルファです。
それを日常にしていると、
「毎日100回やってくる」という宿題だとしたら、100回やってくる人に比べて1週間で700回多くやっていることになりますね。
そうするとどうでしょう。
自分に自信がつき、本番でもうまくいくことが増えます。
そして、コーチや仲間からの信頼度を高めることができ、さらに自分に自信を持つことができるようになります。
このように「プラスアルファの魔法」が使えることは、まわりの信頼残高を高めるだけでなく、自分自身も「プラス」の方向に向かい、なりうる最高の自分へ近づけてくれます。
練習の中、コーチから言われたことだけをすることと、言われたことに加えて
- 姿勢はどうなのか
- ドリブルの強さはどうなのか
- パスの正確さ、スピードはどうなのか
- ゲームライクに近づけるための工夫はできないか
など、プラスアルファの魔法が使える場面はたくさんあります。
このプラスアルファの魔法は誰にでも使えるものです。
それに気づけるか、気づけないかであり、
それが大きな差を生み出します。
このプラスアルファの魔法がもたらす効果の偉大さは、それを実行に移した者だけが実感できるのです。
当たり前のことだけをこなす、
言われたことだけをする、
意味が無いと思ったことはやらない。
このような姿勢は
これからの社会で必要とされる人材になるでしょうか。
私たちは自分一人では生きてはいけず、必ず人と関わり合いながら生活しています。
その生活をより豊かなものとしていくか
社会で必要とされる人となれるのか
自分が取る行動は自分で選ぶことができます。
プラスアルファの魔法の遣い手になり、より豊かな生活を送っていきたいですね(^^♪