バスケのかてきょコラム 第340号

第340号 思い込みの足枷を引きちぎれば

今回は、ERUTLUCのスクールで取り組んでいる技能検定をすべてクリアし、栄えある8スターズクラブ第一号になった渡辺葵さんのもっとも印象に残っている話について紹介します。


ERUTLUCのスクールでは毎週練習終了後、コーチが選手達に『子どものスポーツのすすめ』という冊子から内容を一つずつ紹介して、心のトレーニングにも取り組んでいます。


葵さんはその日に紹介された話を家に帰ってアウトプットし、家族にサインをもらい、それを全ページ(60ページ)分を集めるともらうことができる幻の星も獲得しました。


技能検定合格の7つの星と合わせて8つの星を獲得したのが、渡辺葵さんです。




葵さんのその中でも最も印象に残っている話が、「サーカスの象」の話とのことです。




象は鼻で1トンのものを持ち上げることができる、地球上で最も力のある動物です。


でも、サーカスに行くと、そこには細いロープで柱につながれ、静かにただじっと立っている象の姿があります。


象の力を発揮すれば、簡単にロープを引きちぎって自由になれるはずなのに、 象はなぜそうしないのでしょうか。




それは、 象がある呪縛に囚われているからです。 その呪縛は、「できない」という思い込みです。




サーカスの象がまだ赤ちゃんの時、頑丈な柱にロープでつながれて訓練していました。

象の赤ちゃんは、はじめは激しく抵抗し、足を踏ん張っても、引き寄せたり勢いよく引いてみたりしますが、やがてそのロープからは逃れられないことを悟ります。


その後大人へと成長し、強くなったとしても、象はロープと柱に自分がつながれていることを見ている限り、そこから動くことはできないということを信じ続けるのです。




これと同じようなことが私たちの身の回りでも起きているのではないでしょうか。




たくさんの練習を重ねて、技術を学んだりして以前に比べてレベルアップしているのに、いつまでもできなかった頃の自分にとらわれてしまうのです。


可能性があるのにも関わらず、 細い「ロープ」から抜け出せないことを信じてしまっているのです。


たくさん練習をして、技術や考え方を学んで努力を積み重ねてきた人は、必ず成長しているはずなのです。




あとは、一歩を踏み出す勇気。


昔とは違う細いロープを引きちぎろうとするのかどうかは、その人次第です。


例えできなかったとしても、必ずロープを引きちぎる時が来ることを信じ、努力を積み重ねていけば必ず道は開けるでしょう!




バスケのかてきょコラムへ

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
PAGE TOP