バスケのかてきょコラム~第308号~

第308号 学習の原則から練習メニューを組み立てる

今回はチームの練習で行うメニューを考えるときの一つの考え方を紹介します。

練習メニューを組み立てるときにA→B→Cがいいのか、またB→C→Aがいいのか、どうすれば効率よく練習を行うことができるのか考えますよね。

その基準の中の一つに学習の3原則というものがあります。

1.easy – difficult (易しい – 難しい)

2.known – unknown (知っていること – 知らないこと)

3.simple – complex (単純 – 複雑)

です。

つまり、

1.簡単なことから難しいことへ

2.知っていることから知らないことへ

3.単純なことから複雑なことへ

という順番で練習に取り組んでいくと学習の効率を高めることができます。


難しいことや複雑なことから練習を行うことも脳の刺激になり選手によっては効果的なこともあります。
また、先が読めてしまう練習は集中力の欠如や、体力の温存などのコントロールを行うことも考えられます。

選手に適した練習を考えるために、コーチがその選手のレベルを見極め、ちょっと難しいけど頑張ればクリアできるレベルの課題を与えることが大切です。

また練習中、選手のレベルや達成度が見込みよりも高かったり低かったりしたらそこから足し算や引き算を行い、レベルを微調節していくことも必要です。
コーチが選手にとって最適なレベルのメニューを提供できるかどうかで練習の効率が変わります。

説明の量や言葉の選び方にも変化を加えながら細かい部分にも目を向けていくことが大切です。

これは選手のやる気の側面にもつながってきますよね。

ぜひ一度考えてみてください!




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