第301号 子どもの運動能力を高める
運動能力とは、スポーツや技能などを巧みにこなす能力のことです。
「運動能力が高い」とは、起こりうる様々な状況に対して即座に、
また正確に対応できるということです。
子どもは9-12歳ごろをピークに神経系が発達します。(スキャモンの成長曲線)
9歳から12歳くらいまでの時期を運動において何でも即座に習得することができることから
「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。
この時期に覚えた技術は大人になってもずっと身に付いているとも言われています。
ですのでこの時期にいろいろな運動を経験していることが将来の運動能力に大きく関わっているということです。
運動能力の遺伝に関してですが、筋肉の割合や骨格、肌の色などは遺伝によるものですが、
運動能力は遺伝で決まるわけではないと言われています。
ですのでこの12歳までの時期を“どう過ごすか”が運動能力を高めていくことに大きく関わっているということです。
今では成長期に外で遊ぶ経験や、様々なスポーツに触れる経験が少なくなってきているかと思います。
運動能力の高さは親からの遺伝ではなく、「育った環境により培われた能力」だと考えられます。
子どもが運動が苦手で喜ぶ親はいないと思います。
一生に一度だけのこの時期にできることは精一杯やっておきたいものですね!
次回はそんな運動能力を高めるためのトレーニングの一つ「コーディネーショントレーニング」についてご紹介します!
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