バスケのかてきょコラム~第292号~

第292号 バーンアウト対策


バーンアウトの季節・・・。

いよいよ年度末が近づいてきましたね。

小学生が中学生に、中学生の皆さんは高校生にとカテゴリーの変わる季節でもあります。

大きな大会も終わり一息ついたところで、学年やカテゴリーが変わる。
こんな時によく聞くのが「バーンアウト(燃え尽き症候群)」です。


バーンアウトは、なんだか何もかもやる気が出ない、そしてそんなやる気が出ない自分に対して焦りや不安ばかりが募ってしまうという悪循環に陥ってしまうことを言います。

悪化すると精神的に不安定になってしまったり、睡眠・食事障害なども出てきてしまうこともあるようです。
軽度だとしても、やる気が出ずにバスケットボールを辞めてしまうプレイヤーもいます。


原因は多岐にわたりますが、スポーツ向きと思われる「我慢強い」「責任感がある」人の方がかかりやすい傾向にあるようです。
「我慢強い」「責任感がある」という性格は、部活においても厳しいトレーニングを乗りこえて目標を達成するのに向いている性格といえます。
ですが、追い込みすぎてしまったり我慢の限界を超えてしまったときに症状が出やすいとされています。


■どんな事ができる!?

では、どんな事ができるでしょうか。

調べる中で小中学生でもできそうなものがあったのでご紹介します。

それは、どんな選手になりたいかを思い描く事です。

これは大会で優勝したいとか、選抜選手になりたいといった実際の出来事を目標設定ではありません。

目的・ビジョン設定と呼ばれるイメージの世界の話しです。


例えば、人に応援される選手になりたいといった具合です。
目的は抽象的ですが、応援されるために一生懸命頑張る、その結果選抜選手に選ばれるといった目標に具体化していくわけです。

バーンアウトは無理や追い込みすぎが原因の一つです。

遠いイメージを持っておくことで、今限界を超えて頑張りすぎる必要があるのかを考えたり、楽しみながらやることの大切さを感じたりすることで回避できる場合が多いようです。

ぜひ、具体的な目標の前に少し先の未来の自分を想像してみたり、どんな選手になりたいかを考えてたりする機会を持ってみてはいかがでしょうか。


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これは、指導者の話で言えば指導哲学のようなものです。
実はバスケの家庭教師のコーチ陣も一人一人設定しています。


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