2019/3/5~3/12 スペインコーチツアーが開催されました!

計6名のコーチ達による学びのツアー
バスケットボールの家庭教師からは、水野慎士指導員  喜屋武盛斗指導員が参加しました。
こちらではツアーを行いながら記した、学びと気づきのレポートを7日間分公開していきます!





6日目


6日目になりました。翌日の最終日は朝早くに帰国するため、今日がバスケットの勉強ができる最終日になります。
今日は朝早くに出発し、2日目に訪れたサン・アドリアの育成カテゴリーの試合を見に行きました。バルセロナでマラソンが開催されるためバスが来ないというトラブルに見舞われながらも、タクシーを使い試合会場まで到着すると女子U10とU12の試合が行われていました。
セルヒオによるとスペインでは高学年と低学年の体格差を考慮しU10とU12に分けて試合をするそうです。1クォーター5分の8Q制で、クォーター途中での交代は禁止、審判は一人で回しゲームの展開を早めるために審判は極力ボールに触ってはいけないそうです。また、州によりますがペイントエリア外は2点、ペイント内は1点というルールで行っているそうです。そして点差が離れた場合はオールコートプレスは禁止、50点差がつくとコールドゲームとなりその時点で試合終了となるそうです。試合後はそれぞれのチームが順番にコートの中心で円陣を組み、お互いの健闘を讃え合っていました。




サン・アドリアのU10チームはカタルーニャ州で一番強いらしく、試合でも相手チームを圧倒していました。5アウトの陣形でスペーシングを保ちながらドライブやカッティングを仕掛け、見事に得点を重ねていました。また、ディフェンスではハンドチェッキングを避けるためにしっかりと腕を上げて胸でドライブを止めており、U10とは思えない技術力の高さに驚きました。
ちなみにセルヒオによるとスペインの育成チームのコーチは基本的にパートタイムで働いているコーチが多いそうです。スペインのクラブはどこも充分な資金がないため、経済的な事情でパートタイムでしか雇うことができないのだそうです。また、アンダーカテゴリーのヘッドコーチはその一つ上の年代のチームにアシスタントコーチとして加わり、各カテゴリーの間で意見の共有ができるようにしているそうです。また、スペインのバスケシーズンはリーグ戦形式で毎週末試合があり、9~10月に始まり5~6月に終わります。



午後はまた移動し、サン・アドリアのトップチームの試合観戦をしました。この日の試合はサン・アドリアの大一番の試合で、勝てば一部残留の望みが繋がり、負ければ2部降格の可能性が非常に高くなる大事な試合でした。観客も大勢詰めかけ、太鼓の音が体育館中に鳴り響いていました。試合は最初サン・アドリアがリード!しかし、徐々に差を詰められてしまい、選手の頑張りも虚しく負けてしまいました。敗戦後の選手たちは泣き崩れていて、サン・アドリアの練習を見学していただけにとても残念な気持ちになりました。これからまた頑張ってほしいです。
ちなみに試合中タイムアウトやハーフタイムになると毎回サンアドリアのU8やU10の選手たちがコートに飛び出してきて、6on6(7on7?)を始めます。タイムアウトなどはとても短い時間ですが、その時間のあいだは子どもたちは楽しそうにプレイをし、シュートが決まったり良いプレイがあると観客も暖かい拍手を送っていました。



また、ハーフタイム中に偶然WJBLトヨタ自動車アンテロープスのヘッドコーチを務めたイヴァン・トリノスさんにお会いしました。スペインの地で日本人コーチにお会いして驚いていましたが、快く記念写真を一緒に撮って頂けました。
試合後は体育館のすぐ近くにある地中海を訪れました。初めて見る地中海に感動しながらも、次の試合があるためすぐに海を離れ電車に乗り込みました。
次の試合、そしてスペインツアー最後の試合観戦は待ちに待ったFCバルセロナの試合です!クラブがある駅に到着すると、FCバルセロナのグッズがたくさん並んだショップが多く店を構えていて、地域との繋がりの強さを感じました。サッカーの試合が行われるスタジアム、カンプノウのすぐ横にバスケットボールの試合会場があります。
会場の中は、観客席がFCバルセロナのチームカラーである赤と青色に染められていて、ユニフォームを着たファンが試合前から応援歌を歌っていました。体育館の大きさは2000人入るか入らないかといった大きさで、先日見たジュベントゥットのホームアリーナには及びませんが、それでも観客は一致団結してFCバルセロナの歌を歌っており、会場はとても盛り上がっていました。
試合はバルセロナの勝利!途中点差を詰められ危うい場面もありましたが、終始リードを奪い勝利することができました。ここまで2試合とも自分たちが観戦したホームチームが負けていたので、最後に勝てて一安心です。



この試合でスペインツアーの全プログラムは終了です。翌日朝早くにホテルを出発し、ガブリエルやセルヒオとお別れの挨拶をした後、日本へ帰国しました。


筆者:喜屋武 盛斗


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