2019/3/5~3/12 スペインコーチツアーが開催されました!
計6名のコーチ達による学びのツアー
バスケットボールの家庭教師からは、水野慎士指導員 喜屋武盛人指導員が参加しました。
こちらではツアーを行いながら記した、学びと気づきのレポートを7日間分公開していきます!
4日目
ツアー四日目です。四日目になると参加者の方にも疲れの色が見て取れますが、今日も盛りだくさんのプログラムです。
今日は終日ジュベントゥットというチームの見学をします。ジュベントゥットは「若者たち」という意味で、サッカーチームのユベントスなども同じ「若者たち」という意味だそうです。また、チームの愛称は「ペーニャ」というそうです。ジュベントゥットはスペイン一部リーグの名門チームで、特に育成で有名なチームです。
マドリードのエストゥディアンテスとこのジュベントゥットはスペインの中でも育成の2大クラブで、ジュベントゥット出身選手としては、リッキー・ルビオやルディ・フェルナンデスといった選手がいます。歴代スペイン代表選手もジュベントゥット出身者が非常に多く、男子アンダーカテゴリーのスペイン代表選手の半分以上がこのクラブの選手で占められることもあるそうです。
ちなみに2018~2019シーズンBリーグの秋田ノーザンハピネッツのHCを務めるペップ・クラロスさんはジュベントゥットのコーチだったそうです。
育成チームとしてはスペイン2部に提携チームのPratというチームが存在し、4部リーグにもセカンドチームが参戦しています。その下にU18、U16、U14、U12のチームがあり、さらにU12に関しては選抜ではなく誰でも参加できるスクールも開講しています。
電車で練習施設に向かい、会場まで歩いて行くととても大きなスタジアムが見えて来ました。実はジュベントゥットの練習会場は、バルセロナ五輪でバスケットボール競技の会場として利用された施設で、アメリカ代表のドリームチームもここで試合をしたそうです。そんな歴史ある体育館の中に入り、最初はトップチームの練習を見学しました。翌日が試合ということもあり、シューティングメニューが多めでしたが全くシュートが落ちず、参加者の皆さんは驚かれていました。
練習後はヘッドコーチの方が挨拶に来てくださり、質疑応答の時間を設けて頂けました。翌日が強豪クラブのレアル・マドリードとの試合ということもあり、参加者の方からレアル・マドリード戦でのキーポイントについて質問すると試合のキーとなる相手選手の守り方や、戦術の使い分け方など、丁寧に詳しく教えて頂くことができました。
練習後はヘッドコーチの方が挨拶に来てくださり、質疑応答の時間を設けて頂けました。翌日が強豪クラブのレアル・マドリードとの試合ということもあり、参加者の方からレアル・マドリード戦でのキーポイントについて質問すると試合のキーとなる相手選手の守り方や、戦術の使い分け方など、丁寧に詳しく教えて頂くことができました。
トップチームの練習を見学後、昼食を食べ会場に戻ると、メインアリーナでU18の練習が行われていました。さらにサブコートではU12のスクールが開講されており、NBAのユニフォームを来たたくさんの子ども達が木造のレトロな雰囲気のあるコートに入ってシューティングをしていました。U12のスクールは2面で展開しており、片方ではコート1面を3分割し、それぞれ低学年の選手が10人ほどのグループに分かれ楽しそうに練習を行なっていました。もう片方のコートでは高学年のグループが1面を使って練習を行っていました。コーチの人数も多く、それぞれのグループに2人以上のコーチがついており、服装は上着がチームロゴの入った黒のジャージ、下が灰色のスウェットと統一されていました。若いコーチが比較的多いですが、年齢層も性別もバラバラでした。U12のスクールは2コマあるようで、1コマ目が終わると別の子どもたちとコーチがコートに入って練習を行っていました。
スクール見学の途中にジュベントゥットのスタッフの方が施設を案内してくださり、トレーニング室や別室で行われていた幼児向けのバスケスクールも見学することができました。スタッフの方によると、幼児向けのスクールは少人数制で多くても子どもは8人程度で、コーチ1人で担当するようでした。
スクール見学の途中にジュベントゥットのスタッフの方が施設を案内してくださり、トレーニング室や別室で行われていた幼児向けのバスケスクールも見学することができました。スタッフの方によると、幼児向けのスクールは少人数制で多くても子どもは8人程度で、コーチ1人で担当するようでした。
U12のスクールが終わると、今度は選抜選手(カンテラ)のチーム練習が始まりました。メインコートではU 16とその後にU 14の練習が行われ、さらにサブコートではU12とU 13の練習や試合が行われていました。どのチームでも戦術的な負荷をかけた練習が行われており、U12やU13の年代から簡単な3対0の練習を導入しており、そこから年代が上がるにつれて4対0や、より複雑な戦術練習を行なっているようでした。U12のスクールでも簡単なオフボールの動きを入れたオフェンスの練習をしており、全体的に状況判断や戦術的な動きを重要視している印象を受けました。
ちなみにこの日来ていたU13のチームの対戦相手はオランダから来ているそうで、ヨーロッパの国同士のバスケットの関わりも少し垣間見ることができました。
筆者:喜屋武 盛斗
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