鈴木良和のバスケットボール指導映像教材新シリーズ 『パス』編がアップデートしました。
バスケットボールの技術や指導を、体系的に、さらにビジネス理論をベースに再構築してお届けする座学《Yoshikaz-Faith》。
その映像に、練習やドリルの実技映像を適宜加えて編集されたのが「今よりもっとうまくさせたい」シリーズです。
「ヨーロッパを中心とする最新の情報、ゲームの分析によって、パスの認識を新たにした」
鍵となるのは「スペーシング」。
「パスを再定義する」に続き、スペーシングを身につけるなかでパスをさらに磨いていきます。
VOL. 12 スペーシングでパスを磨く 本編 56’01”
Yoshikaz – Faithとは・・・・・
鈴木良和氏が講師を務める、2008年から始まった年間にわたって展開するラーニングコースの名称です。
Faithは「信念、信条、信義、約束」を意味し、鈴木良和氏が指導にあたって信ずる「原理原則」を体系的に整理するとともに、実践現場での効果を確認し、現場に則した形で落とし込んでいきます。
目次
■パスの事前準備の質
・ドリブルからのパス
肩周りの動きについて
スマホ病のテスト
Lドリブル
・ボールを持っていない人のポジショニング
・ゼロコンタクト パス
地面に足が着く前のゼロコンタクト
Def.が動いた結果、Off.がチャンスになる
■パスの正確さに関わる能力
・パスの正確さに関わる能力
レシーバーの身体能力に左右される
コーディネイティブな刺激を入れたパス練習が必要
■認知と判断を磨く
・認知と判断を磨く
育成年代で認知と判断を伴った技術練習が必要
脳の発達する時期にしっかり負荷をかけた練習
認知と判断を伴った実行練習
・認知と判断と実行
サイモン・シネック『Whyから始めよう』
認知→判断→実行の順序
・負荷の設定
処理能力を超えたものは「思考を停止してパニック」になる
負荷をコントロールする練習メニュー
練習のポイント:最適な負荷に合わせる
認知して判断して技術を変える
・判断の場面設定
チームの使っているOff.やスペーシングをベースに
■スペーシングの基本
・スペーシングの基本
Off.の最終形
深く入る強いドライブ
ペイントアタック時に両コーナーにポジショニング
ボールサイドと逆側にパス
ボールを持っていない選手のスペーシング
約5m間隔
ペイントアタック後のスペーシングの基本
・ペリミーターでのパスについて
早くワンハンドプッシュパスを出す
パスの姿勢と判断練習
・スペーシングの基本原則
お互いの距離を5mぐらいに保つ
Off.が有効に使えるスペースはDef.の1.5倍
スペーシングを無視してパス練習を行うリスク
スペースを潰してしまう
Def.にとっての脅威は「ピック」
基本原則
ペイントに侵入
互いのスペースを保つ
良いスペースで待つ
■Drill ドリブルからの対面パス
・対面パス 2ドリブル+2ステップ
受け手 1ステップの瞬間に合図
・対面パス 2ドリブル+2ステップ+負荷
受け手の合図でパスの判断
トップスピード
いつでも止まれるスピードを覚える
■Drill ドリブルからの判断
・ドリブルからの判断(1)
パス&シュートの判断
ウイングはミドルレイアップ 受け手はローポスト
・ドリブルからの判断(2)
パス&シュートの判断+リロケート
ドライブしてパスしたらリロケートしてリバウンドへ
・ドリブルからの判断(3)
パス&シュートの判断+リロケート+サークルムーブ
受け手はドライブの方向で動く方向を判断
・ドリブルからの判断(4)
パス&シュートの判断+ローポスト2人
・ドリブルからの判断(5)
動く人を見て判断+ローポスト+ウイング
判断ミスでプレーを止めない習慣づけ
・ドリブルからの判断(6)
動く人を見て判断+ローポスト+ウイング+ガード
マークマンのあがった腕の方向にドライブ
1ステップで3人のパートナーからのサインで判断
■Drill マークマンをかわす
・マークマンをかわす 2対2ダミーDef.
ダミーの設定:案山子の魔法(1)-(2)
ガード2人にそれぞれマークマン
ボールマンは条件に合わせてパス
パートナーも条件に合わせて動く
・Conclusion
シンプルなドリルも「見て選ぶ」要素を入れていけばオープンスキルの練習になる