
テーマ:【関谷:日高流シュート指導の伝承】
【メニュー:関谷】
①マジックタッチ ボールを舐める感覚でスピンとアーチをかける
②距離感のコントロール マジックタッチでボールの速さを感じ、距離感のコントロールも出来る
③素早く打つ 足を曲げすぎない事でジャンプが速くなる
④シュートバトル 発散メニュー
【メニュー:庄司】
①アイスブレイキング ペアドリブルドリル
②タイトドリブルとワイドドリブル ドリブルの幅とリズムを自在に変える
③ワイドドリブルからドライブ ディフェンスとのずれを作り出し、力強くアタックする
④ワイドドリブルからクイックチェンジ ディフェンスがドライブコースを止めてきたら、重心移動の逆を狙う
⑤1on1 ワイドドリブルとタイトドリブルをライブの中でチャレンジ
〈対談〉
関谷:
今回のジュニアバスケットボールサミットも素晴らしい講師の方々にお越し頂き、その中で一緒にクリニックを担当できた事は本当に良い経験になりましたね。
テーマが「指導の伝承」でしたが、準備の段階ではまず何を考えましたか?
庄司:
はい。
今回のクリニックを担当させていただいたことは、私にとっても非常に貴重な経験となりました。
今回準備の段階では二点意識しました。
一点目は、選手たちが今回のクリニックから何か気づきを得て普段の練習に活かせるようにすること、
二点目は、クリニックの中でも選手たちが活き活きと楽しんでプレーできるようにすることでした。
関谷:
私は選手の他に「指導者の皆さんへの貢献」も考えました。今回は指導者の方も多く見学に来られるとの事でしたので。
その指導者の皆さんに「日高先生から学んだ事」を共有できればと考えました。
庄司氏は大学時代に日高先生から学んだ事の中で何が印象に残っていますか?
庄司:
私が印象に残っているのは、選手一人一人をよく観て親身に関わっていただいていた、ということです。
日高先生から「注目、関心、賞賛、激励」という四つの要素が指導者として大切だというお話をお聞きしたことがありますが、選手をよく観察し理解した上で大学生の私たちにもご指導していただいていました。
そして、選手が上手くプレーできたら賞賛する、できなくても激励するということを体現されていたように思います。
関谷:
「注目、関心、賞賛、激励」良いお言葉ですね。
僕は日高先生からシュートのスキルについて教えて頂いた印象が強いです。
①ボールをリングに向かって真っ直ぐ飛ばすために、腕をリングに向かって真っ直ぐ残しなさい。
②ボールを手のひらで「ベロッと」なめなさい
特にベロッとなめなさいは印象にあります。手の平でボールを転がす感覚の事なんですが、この感覚を掴むのが難しかったです。笑
庄司:
シュート指導では、私も「ベロッと」なめるようにという指導を受けました。
独特な響きでしたが、私としては非常に腑に落ちたフレーズでした。
日高先生は、指導の中で擬音語や擬態語といったオノマトペを使っている場面が多かったと思います。
「ベロッと」以外にも何か印象的なフレーズなどありますか?
関谷:
そうですね。
「ワーッと行け!」「シャッと打て!」などは印象に残ってますね。笑
僕達に勢いを乗せてくれていたと思います。
他には反対サイドで鈴木浩正さんが指導されていたと思いますが
「この世のものとは思えないスピードで走れ!」「すげーな!」「絶望的だな。笑」なども印象に残ってます。
この辺りのワードは大学生だからこその冗談だと思ってますが。笑
日高先生からはバスケットのスキルはもちろん、ポジティブな言葉がけと雰囲気作りの大切さも学びました。
子ども達の「バスケットに取り組む気持ち」がポジティブになるよう、僕達が雰囲気作りを意識していく必要があります。
子どもへのコーチングでは何が大切か?
日々考え続け、学び続け、指導者としてレベルアップしていきたいと思います。

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