長期リーグ戦形式から 単日完結型の試合へ
アンダーカテゴリーのバスケットボール環境において、ここ数年間で部活以外でのクラブチームの存在も確かなものとなってきました。その状況の変化に合わせて各都道府県単位、または地区単位で行われているリーグ戦による試合環境の整備も、Euro Leagueが発足した10年前と比較すると大変進んできております。
この状況下を踏まえ、2023年度も長期リーグ戦形式ではなく、1DAY形式(単日完結型)の大会「Euro League 1DAY match」を開催することにいたします。開催期間は2023年6月より2023年2月末までの期間で、概ね1ヶ月に1〜2回の頻度を保ちながら各カテゴリー(U-12/U-14/U-16)の試合を展開して参ります。各カテゴリーの試合機会については、2ヶ月に1回を予定しております。
公式戦としての日程が増加していること、またそうした各チームのおかれている環境の変化とともに、皆様方のスケジュール調整をよりスムーズにするための方法として、あらかじめ試合開催日程とその日程で行われる試合のカテゴリーを明記しお届けする形といたしました。
基本の活動理念は変わらず運営していくとともに、このEuro Leagueが皆様にとってプラスの存在としてあり続けられるよう、引き続き努力してまいります。
Euro League 大会理念
より多くの子ども達に試合への出場機会を
U-12、U-14、U-16と年齢ごとに3つのカテゴリーに分けたリーグ編成で、大会を開催しています。
年代別でリーグを分けることで、各年代の選手がメインエイジになります。
そうすることで、「各チームのメンバー構成に年齢的な公平性が生まれ、発育・発達段階における差が減少し、実力の拮抗、各選手の責任感などを生み出しやすくなる」というメリットがあると考えます。
バスケットボールのボックススコアでは、ベンチ入りをしたが試合に出場しなかった選手を”Did Not Play”(DNP)と表記します。
”DNP”がなくなり、より多くの子ども達がなりうる最高の自分を目指せる環境を作ることが私たちの願いです。
指導者・レフリー・TOの全てに実践と成長の環境を
まず選手にとって、TO(テーブルオフィシャルズ)を経験することはバスケットボールのルールを覚えることや、自分が試合の進行役を担っているという責任を自覚するということにも繋がります。
試合に出ることだけでは経験できない分野での責任がそこにはあります。
指導者にとってこの大会は、負けたら終わりの試合ではないため、若い指導者でも自信を持って試合を采配することができます。
選手の成長ばかりではなく、指導者の成長にも貢献できるのが、この大会の特徴です。
レフリーは試合の進行において責任を持つ立場でありながら、同時に試合に臨む子ども達の指導者的な側面も持っていると考えます。
育成年代のレフリーは、試合を円滑に進める上でのパートナーでありながら、同時に選手をルールの面から指導する指導者的な役割を持つ重要な立場です。
私たちは、熱意ある指導者・レフリーの普及は、育成年代の試合環境をより良くするために必須なことであると考えています。
育成マインドと勝敗マインド
私たちが育成の過程において試合経験を組み込む事を推奨しているのは、バスケットボールの本質である試合の楽しさを感じ、そして日頃の練習の成果を試す舞台を経験することそのものに価値があると考えているからです。
もう一方では、試合の勝敗にこだわる気持ちや、真剣勝負の中での競い合いで得られる切磋琢磨の経験が、選手の成長を促す要素のひとつであることも事実です。
勝敗にこだわるマインドと、選手の育成にこだわるマインドの、どちらも獲得できるような”ANDの才能”を発揮していかなければなりません。
私たち自身も育成世代の選手にとって勝利を目指してプレーする事は大きな意味を持つ事であり、選手の成長にとって大切なことだと考えています。
しかし、試合の結果だけが重要視されるのではなく、そこに至るまでのプロセスとして選手やチームの取り組み方に注目し、選手自身の成長へと目を向けなくてはなりません。
子どもたちに指導者と保護者がすべきサポートとは?
勝つ事そのものが素晴らしい訳ではなく、選手の主体性や成長がそこにあったのかを常に考えることが大事です。
私たちが目指す試合環境とは、試合の価値を「勝敗」のみで捉えるのではなく、試合を支える全ての関係者が育成マインドと勝敗マインドの両立を目指していることを理解し、その理念に共感した方々が、ひとつになって支えていくことで素晴らしい価値の高い試合環境が築き上げられていくと考えています。
育成年代の子ども達にとって指導者や保護者の役割は、問題を解決してあげることではなく、むしろ子ども達に課題を与えることにあります。
そうすることで、子ども達自らが問題を解決する力を養うことになり、自立を促すことになるでしょう。
子ども達の課題に対する取り組みに関して、過度に介入することなく適切な距離でサポートすることができるかどうかが大切です。
レギュレーション
チーム・選手登録について
■ カテゴリー
U-16(メインエイジ 15歳):中学3年生・高校1年生 対象
U-14(メインエイジ 14歳):中学1年生・中学2年生 対象
U-12:小学4年生~小学6年生 対象
■ 参加チーム数と試合数に関するご確認事項
大会開催における最低参加チーム数は男女とも2チーム、最大参加チーム数を6チームとします。
当日の参加チーム数の状況や、各チームの希望や条件次第で1チームが2試合を行う可能性などもございます。
当日の試合数を2試合にしたい場合などがあれば、参加申し込みをいただく際にお知らせください。
参加チームの申込み状況と、各チームとの都合を取りまとめながら試合組を作成いたします。
※状況に応じて希望の試合数が組めない場合(2試合が1試合になるなど)もございます。
※試合組を作成する関係上、なるべく午前のみ午後のみという時間の限定が無いようにご配慮をお願いいたします。
お申込みは先着順とし、各日程で参加チームの上限、または試合組が確定した場合は募集を締め切らせて頂きます。
お申込みの際は専用のお申込みフォームからお申込みください。
■ オーバーエイジ、アンダーエイジの登録について
・U-12カテゴリー
メインエイジ|12歳
ミニバスルールに基づくものとする。
オーバーエイジ(中学生の参加)は原則として認めない。
・U-14カテゴリー
メインエイジ|14歳
オーバーエイジ|16歳まで
アンダーエイジ|12歳まで
・U-16カテゴリー
メインエイジ|15歳
オーバーエイジ|17歳まで
アンダーエイジ|13歳まで
※現行のリーグの実態に合わせての規定であり、16歳主体のチームを受け入れない訳ではない。
オーバーエイジ、アンダーエイジを起用する際は、選手の発育、発達の観点から年齢による体格差、身体能力差、技術差などから生じるプレー中の安全上の問題を考慮しなければならない。
また同年齢における発育発達の差は早熟傾向、また晩熟傾向にある子など様々ではあるが、一定程度の怪我や事故のリスクを軽減するため、オーバーエイジは該当カテゴリーのメインエイジとして定められた年齢の2つ上までとする。
また同様の理由からアンダーエイジについても該当カテゴリーのメインエイジの2つ下までとする。
なおオーバーエイジ、アンダーエイジの起用は本リーグ内における育成理念に基づいて行う事とし、運営側サイドから見て起用する選手に著しく問題があると判断した場合はその選手の起用は認めない。
また、規定を超える範囲のオーバー&アンダーエイジの起用に関しては、試合を行う当事者間での承認を得た上で、安全上の問題を十分に考慮し、各チームの責任において行うこととする。
■ 参加費について
2試合実施の場合|参加費13,200円(税込)
1試合実施の場合|参加費6,600円(税込)
■実施催行チーム数について
実施催行チーム数は2チームとして、試合日の1ヶ月前の週の日曜日を最終決定日として設定し、チーム数の関係で実施が難しそうであれば開催を見送る対応をいたします。
仮に開催日間近での見送りによっても、各チーム様が次へのスケジューリングをしていただけると考えたためです。
■キャンセル料金について
急なキャンセルによる実施ができなくなることをなくすためにキャンセル料金を設定させていただきます。
大会初日より起算して以下のように試合数に応じてキャンセル料金が発生します。
ご入金前のキャンセルの場合にもキャンセル料金は発生いたします。
・大会31日前までのキャンセル・・・キャンセル料はかかりません。
・大会30日前~22日前までのキャンセル・・・参加費の50%をお支払い頂きます。
・大会21日前〜当日までのキャンセル・・・参加費の100%をお支払い頂きます。
※お申込み頂いたカテゴリーのキャンセル待ちチームがいらっしゃる場合や、同じカテゴリーに代わりのチーム様をご紹介頂ける場合にはキャンセル料は発生いたしません。
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