強固なディフェンスを考察する
日本バスケットボール協会の東京オリンピックテクニカルレポートを読み解くと、ディフェンスに大きな課題が残る大会であったと言えます。今後、日本が世界のトップを目指すとなれば、ディフェンス力の問題は避けて通れません。
単に能力任せのディフェンス力ではなく、組織的なディフェンス力、そしてディフェンスIQとも言えるような「賢さ」を備えるにはどうすればよいか、一緒に考えましょう。
イントロダクション:鈴木良和
シリーズ第三弾のテーマは『ディフェンス』。
さまざまな指導者の方々のディフェンス論、IQの高め方のアイディアを紹介。
- 指導者が語るディフェンス
- 科学的な視点からディフェンスを考える
書籍紹介
Basketball Planet vol.3
「強固なディフェンスを考察する」
編著:バスケットボール・プラネット
出版社 : ベースボール・マガジン社
発売日 : 2022/7/6
CONTENTS
introduction
鈴木良和( 株式会社ERUTLUC )
『世界のトップを目指すために』
指導者が語るディフェンス
前田顕蔵(秋田ノーザンハピネッツ ヘッドコーチ)
『チーム全員でボールを狩りに行く』
幸嶋謙二(神奈川大学 男子バスケットボール部監督)
『成功体験の積み重ねが選手の意識を変える』
木村 功(愛知学泉大学 女子バスケットボール部監督)
『原則を守りながら修正を加えていく』
稲葉弘法(つくば秀英高校 男子バスケットボール部監督)
『自分たちから積極的に仕掛ける』
井上眞一(桜花学園高校 バスケットボール部コーチ)
『特別なことはせず基本を徹底する』
尺野将太(山形ワイヴァンズバスケットボールアカデミー チーフディレクター/15女子ヘッドコーチ)
『基準を知ったうえで駆け引きを身につける』
田島 稔(相模女子大学中学部 バスケットボール部コーチ)
『適切なポジションで狙いを正しく理解する』
上田康徳(バスケットボールコーチ/三遠ネオフェニックスU18前ヘッドコーチ)
『対話を重ねて判断能力を育む』
part.2 科学的な視点からディフェンスを考える
小谷 究(流通経済大学スポーツ健康学部スポーツコミュニケーション学科 准教授)
『ゾーンディフェンスの歴史』
飯田祥明(南山大学体育教育センター/理工学部准教授)
『反応動作としてのディフェンス』
若月 翼(中京大学大学院スポーツ科学研究科実験実習助手)
『運動共感に潜む優れたディフェンスのヒント』
田中愛理(東京家政大学共通教育推進室期限付助教)
『ディフェンスと体力の関係』
conclusion
鈴木良和 (株式会社ERUTLUC)
『ディフェンスへの好奇心』
『考えることで競争は楽しくなる! 』
篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)
『ゾクッとするような小さな成功を感じ取る』
バスケットボールプラネットvol.1「上質なシュートとは」
バスケットボールプラネットvol.2「競争心を育む」