前回|【コインフリップ】3×3コート、チーム、プレーイングレギュレーション【チェックボール】
ラック「5人制バスケでは、シュートが入ったあとはボールがデッドになってスローインで再開するけれど、3×3ではシュートが入ったあとはデッドにならず、『クリア』ということをすればシュートを狙い始めることができるということなのね🤔」
エル「5人制と3人制の大きな違いの一つだね👍🏻攻守の切り替えが早くて、スピーディーな試合展開が特徴的な3×3だからこそのルールということだ💡」
ラック「3×3のバイオレーションは5人制と違いはあるのかな?」
エル「3×3のバイオレーションを確認していこう✨」
- プレーヤーのアウトオブバウンズ、ボールのアウトオブバウンズ
- ドリブル
- トラベリング
- 3秒ルール
- 5秒ルール(近接してガードされたプレーヤー)
- バスケットに背を向けてプレーすること
- 12秒ルール
- ボールをクリアすること
- ゴールテンディング、インタフェアレンス
【罰則】
相手チームにチェックボールが与えられる
ラック「バスケットに背を向けてプレーすること、12秒ルール、ボールをクリアすることのバイオレーションは5人制にはないルールだね🤔」
エル「12秒ルールは、5人制でいう『ショットクロック』のことだよ☝🏻
ストーリングまたは消極的なプレーといった得点を狙わないプレーはバイオレーションになるという考え方のルールで、これはスピーディーな試合にするために大切なルールになるね😊」
ラック「5人制ではオフェンスリバウンドを取ったらショットクロックは14秒になるけれど、それよりも時間が短いんだね😳
5人制にはない残り2つのルールを確認しよう☝🏻」
定義
アークの外側で、新たなオフェンスのチームにショットを狙うためのボールのポゼッションが認められることをいう
ルール
1.フィールドゴールまたは最後のフリースローが成功したあとで(ポゼッションが変わらない場合を除き)
- 得点されたチームのプレーヤーは、バスケットの真下のコート内からドリブルまたはパスでボールをアークの外側へ運び、ゲームを再開する※意図的にボールをコントロールしようとしない行為はディレイオブゲームとして、警告、2回目以降はテクニカルファウル
- 新たにディフェンスになったプレーヤーは、バスケットの真下のノーチャージセミサークルの中でボールに対してプレーをしてはならない※ディレイオブゲームとして、警告、2回目以降はテクニカルファウル
2.プレーヤーのどちらの足もアークの内側およびアークに触れていない状態を”アークの外側にいるとみなす”
3.フィールドゴールまたは最後のフリースローが成功しなかったあと
- オフェンスプレーヤーがリバウンドを得た場合、ボールをアークの外側へ運ぶことなく、継続して得点を狙うことができる
- ディフェンスのプレーヤーがリバウンドを得た場合、ボールをアークの外側へ運ばなければならい
4.ディフェンスのチームがボールをスティールまたはブロックした場合、ボールをアークの外側へ運ばなければならない
罰則
ボールがクリアされる前にプレーヤーの手からフィールドゴールのショットを狙ってボールが放たれた場合、”ノークリアードボール”のバイオレーションが宣せられる。ショットが成功してもフィールドゴールは認められない。相手チームにチェックボールが与えられる
ラック「トランジションが起こったときには『ボールをクリア』してからゴールを狙えるということだね☝🏻」
エル「例えばこういう場合はどうなると思う?」
【問題】A1のフィールドゴールが成功した後、B2の脚にボールが当たってボールがアウトオブバウンズになったときの処置は?
ラック「B2の脚にボールが当たったわけだから、Aチームのチェックボールから再開になる…でも、ショット成功後にBチームはボールコントロールしてないし、Aチームのチェックボールだと違和感あるな〜🤔」
エル「こういう場合は、Bチームのチェックボールから試合が再開されるよ💡
新たにディフェンスになったプレーヤーは、バスケットの真下のノーチャージセミサークルの中でボールに対してプレーをしてはならないというルールだったよね☝🏻
もし、意図的にボールに触れた場合はディレイオブゲームとして、警告が与えられて、2回目以降はテクニカルファウルになるよ🙄」
ラック「なるほど💡具体的な場面や状況を考えると、ルールの理解が深まるね🙌🏻」
ボールがクリアされたあと、オフェンスのプレーヤーがアークの内側でバスケット背や体の側面を向けて継続して3秒以上ボールをドリブルしてはならない
ラック「3×3では、ペイントエリア内の3秒ルールだけじゃなくて、アーク内での3秒ルールもあるんだ🤔」
エル「3×3はスピード重視のスポーツだから、時間制限もより厳しくなっているよ🔥」
ラック「バイオレーションでも、トラベリングやドリブルといったボールを持った状態で移動するといったルールは同じで、より競技性が出るようなルールに違いがあるんだね💡」
エル「バイオレーションの罰則では、5人制ではスローインになるけれど、3人制では相手のチェックボールで再開するところも大きな違いだったね👍🏻」
ラック「ファウルのときの罰則も5人制と3人制で違いがあるのかな?🤔」
エル「最後に、3×3のファウルのルールを確認していこう😊」
つづく
参考、引用:2022 3×3競技規則・3×3公式解説(インタープリテーション)202204