エル「この間の試合、1点差で負けちゃったんだ…あのフリースローが入っていれば…😣」
ラック「残念だったね😢フリースローをしっかり入れられるっていうのはすごく大切だし、でも100%入れるのもなかなかむずかしい…」
エル「バスケは1点でも多く取ったチームが勝つから、このフリースローの1点は大きいよ🤔」
ラック「バスケには3種類の得点があるんだよね☝🏻
フリースローの得点が1点
ツーポイントゴールエリアからのシュートの得点が2点
スリーポイントゴールエリアからのシュートの得点が3点
私も、せっかくフリースローのシュートが入ったのにバイオレーションしてしまって、得点がなかったことになったことがあったよ💦」
エル「大事なフリースローの場面で、ルールを知らなかったがためにバイオレーションになって、相手にもう一本フリースローを与えちゃうなんてこともありえるし、しっかりルールを確認しておく必要があるね🙌🏻」
フリースローとは
フリースローラインの後ろ、かつ半円の中から妨げられることなく1点を得ることができるように、プレーヤーに与えられる機会のことをいう
ラック「『フリースローのセット』というものがあるよね🤔」
エル「フリースローのセットは、1個のファウルに対する罰則として与えられるフリースロー、あるいはフリースローとそれに続くスローインのことを言うよ☝🏻」
フリースローシューターの決まり方
パーソナルファウル、アンスポーツマンライクファウル、体の触れ合いをともなうディスクォリファイングファウルが宣せられたとき、フリースローは次のように与えられる
・ファウルをされたプレーヤーがフリースローシューターになる
【ファウルをされたプレーヤーとの交代が請求されたとき】
交代をする前にフリースローを打たなければならない
【ファウルをされたプレーヤーが、怪我、5個のファウルあるいは失格・退場によりゲームを離れなければならない場合】
そのプレーヤーと交代したプレーヤーがフリースローシューターになる。交代できるプレーヤーがいない場合は、自チームのヘッドコーチが指定したプレーヤーがフリースローシューターになる
【テクニカルファウルや体の触れ合いのないディスクォリファイングファウルが宣せられた時】
ファウルをされたチームのヘッドコーチが指定するプレーヤーがフリースローシューターになる
ラック「フリースローのシューターになったら、どんなルールがあるのかな?🤔」
エル「大事な得点を失わないように、しっかり確認しておこう😊」
フリースローシューターのルール
・フリースローラインの後ろ、かつ半円の中に立つ
・ボールが上からバスケットに入る、あるいはリングに触れるようにするために、どのような方法でフリースローのショットを行ってもよい
・審判からボールを与えられたあと、5秒以内にボールを放たなければならない
・ボールがバスケットに入るかリングに触れるまでは、フリースローラインまたは制限区域内のフロアに触れてはならない
・フリースローをするふりをして途中でわざとやめてはならない
エル「これらは、違反するとバイオレーションになるよ☝🏻」
ラック「フリースローのバイオレーションの罰則は…」
【罰則】
フリースローが成功し、フリースローシューターがバイオレーションを宣せられた場合、得点は認められない。
フリースローラインの延長線上からのスローインのボールが相手チームに与えられる。(後にフリースローが続く場合、あるいはファウルの罰則によりスローインのボールが与えられることになっていた場合を除く)
ラック「これでルールがわかったから、これからはシューターのバイオレーションに気をつけることができるね🙌🏻」
エル「リバウンドの位置を占めるプレーヤーやリバウンドの位置を占めないプレーヤーにもちゃんとルールが定められてるから、確認しておこう💡」
ラック「シューターじゃなくてもバイオレーションになったら得点を失っちゃうのかな?💦」
リバウンドの位置を占めるプレーヤー
フリースローのとき、リバウンドの位置を占めるプレーヤーは奥行き1mのそれぞれのスペースに交互に位置する権利を有する
これらのプレーヤーは、フリースローが行われている間、次のことをしてはならない
・自チームに認められていないリバウンドの位置に立つ
・ボールがフリースローシューターの手から離れる前に、制限区域やニュートラルゾーンに入ったりリバウンドの位置を離れたりする
・何らかの言動によってフリースローシューターの邪魔をする
リバウンドの位置を占めないプレーヤー
・フリースローのときにリバウンドの位置を占めないプレーヤーは、フリースローが終わるまでフリースローラインの延長線上より後ろでスリーポイントラインの外側にいなければならない
※U12:フリースローが終わるまでフリースローレーンより後方(フリースローラインの延長上から1.80m以上後方)にいなければならない。スリーポイントラインの規定は適用しない
あとにフリースローの「セット」が続く場合、あるいはフリースローの後スローインで再開することが決められている場合は、フリースローシューター以外のプレーヤーは、フリースローラインの延長線上より後ろでスリーポイントラインの外側にいなければならない
フリースローシューター以外のプレーヤーのバイオレーション
・フリースローが成功した場合
得点は認められる
バイオレーションはなかったものとし、得点が認められたときと同様フリースローシューターの相手チームによりエンドラインの任意の位置からのスローイン
・フリースローが成功しなかった場合
最後のフリースローでチームメイトがバイオレーションを宣せられた▶︎フリースローラインの延長線上からのスローインのボールが相手チームに与えられる(それに続くスローインボールが与えられることになっていた場合を除く)
相手チームのプレーヤーがバイオレーションを宣せられた場合▶︎フリースローシューターにやり直しのフリースローが与えられる
最後のフリースローで両チームのプレーヤーがバイオレーションを宣せられた場合▶︎ジャンプボールシチュエーションになる
ラック「シューター以外のプレーヤーがバイオレーションをしても、シュートが成功したときは得点は認められるんだね💡」
大事な場面でミスをしないように、ルールの理解もしてしっかり準備をしておくことが大切💡」
エル「フリースローを落とさないように練習だ!大事な場面で困らないように、準備は万全にね🔥」
参考、引用:2023バスケットボール競技規則公式解説