エル「前回までプレーの規定のルール改訂について確認してきたね☝🏻
たくさんの規定があるけれど、それを違反してしまうとバイオレーションもしくはファウルになってしまうよ😳」
![](https://www.basketballtutor.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/IMG_9258.png)
ラック「バイオレーションといえば、トラベリング、アウトオブバウンズ、ダブルドリブル…
あとはどんなものがあるかな?🤔」
バイオレーションの種類
【ボールを扱ったプレーを規定するルール】
- ボールの扱い方のバイオレーション
- ドリブル
- トラベリング
【時間を制限するルール】
- 秒数制限(3秒、5秒(近接、スローイン、フリースロー、8秒、24秒)
【プレーのエリアを制限するルール】
- アウトオブバウンズ
- ボールをバックコートに返すこと
- ゴールテンディング、インタフェアレンス
【ゲームの開始、再開のルール】
- ジャンプボールバイオレーション
- スローインバイオレーション
エル「規則違反つまりバイオレーションの規則にも変更や追加があったから、その改訂について確認していこう😊」
バイオレーション
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新
バイオレーションは、規則の違反である。
旧
バイオレーションは、ルールの違反である。
ラック「バスケットボールの規則違反にはバイオレーションとファウルがあるんだよね💭」
エル「バイオレーションは規則の違反のことで、回数は記録されないもの、ファウルは規則の違反のうち、相手プレーヤーとの不当な体の触れ合いおよびスポーツマンらしくない行為のことで、回数が記録されるもので区別されるよ☝🏻」
![](https://www.basketballtutor.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/IMG_9269.png)
ラック「規則の違反ということは、罰則が伴うということね💡」
エル「バイオレーションの罰則について、改訂があった部分を確認していこう😊」
![](https://www.basketballtutor.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/IMG_9260.png)
新
規則の中で別途規定がある場合を除き、バックボードの真後ろを除く、規則の違反(ファウルやバイオレーション)が起こった場所に最も近いアウトオブバウンズから行うスローインのボールが相手チームに与えられる。
![](https://www.basketballtutor.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/IMG_9046.png)
旧
ルールの中で別途規定がある場合を除き、バックボードの裏側以外の場所で、違反が起こった場所から最も近い位置で相手チームにスローインが与えられる。
ラック「バイオレーションをしてしまうと、相手チームにボールの所有が移ってしまうからシュートの機会が減ってしまうね💦」
エル「シュートの回数は試合の勝ち負けを左右するものだから、バスケの規則をしっかり理解することはチームの勝利の貢献することに繋がってくると思うな!」
ラック「バイオレーションってどんなものなのか、その罰則は何かというのを改めて確認できたよ😊」
エル「そのバイオレーションの中でも、今回はボールを扱ったプレーに関するバイオレーションの改訂を見ていこう☝🏻」
ボールを扱ったプレーを規定するルール
【トラベリング】
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新
ピボットとは、コート上でライブのボールを持ったプレーヤーが、片方の足(ピボットフット)はコートと接点を変えずに、もう片方の足で任意の方向に何度でもステップを踏む正当な動きである。
![](https://www.basketballtutor.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/IMG_9262.png)
旧
ピボットとは、コート上でライブのボールを持ったプレーヤーが、片方の足(ピボットフット)はフロアとの接点を変えずに、もう片方の足で何回でもどの方向にでもステップを踏むことができることである。
![](https://www.basketballtutor.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/IMG_9263.png)
新
ボールを持ったままコートに倒れたり滑ったり、あるいはコートに横たわったり座ったりしている状態で、ボールをコントロールすることは正当である。
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旧
ボールを持ったままコートに倒れたり滑ったり、あるいはコートに横たわったり座ったりしている状態で、ボールをコントロールすることは認められている。
【ドリブル】
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追加
ドリブルの間、プレーヤーはどの部分であっても手をボールの下に入れて、ある地点から別の地点に運ぶこと、またはボールを一時停止させてからドリブルを続けることはできない。
![](https://www.basketballtutor.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/IMG_9265.png)
![](https://www.basketballtutor.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/IMG_9267.png)
新
以下の状況で、プレーヤーはコート上で一度ライブのボールのコントロールを失ったあとで再びボールをコントロールしたときを除いて、一度ドリブルを終えたあと、新たなドリブルをすることはできない:
- ショットを放つ
- 相手プレーヤーがボールに触れる
- パスまたはファンブルしたボールが、他のプレーヤーに触れる
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旧
プレーヤーは、ひと続きのドリブルが終わったあと、新たなドリブルをすることはできない。ただし、以下のことでライブのボールのコントロールをいったん失ったあと、再びボールをコントロールしたときは、新たにドリブルをすることができる。
- ショットを放つ
- 相手プレーヤーがボールに触れる
- パスまたはファンブルしたボールが、他のプレーヤーに触れる。
ラック「トラベリングもドリブルも直接ボールを扱うプレーヤーに関するものだから、しっかりと細かく規定されているね🤔」
エル「トラベリング、ドリブルのルールは昔から多くの改訂を経て、今に至っているんだ。ドリブルはスキルもたくさんあるし、これからもボールを直接扱うプレーについては改訂を繰り返していくんじゃないかな💭」
参考、引用:2023バスケットボール競技規則公式解説、2022FIBAバスケットボール競技規則変更点サマリー20230208