エル「2022年競技規則の改訂では競技時間や24秒ルールについて追加されたものがあったよ☝🏻
今回はバスケットボールの時間に関する改訂について確認していこう!」
ラック「バスケットボールは制限時間の中で勝ち負けを競い合うものだから、時間についてのルールはとても大切だよね😊」
競技時間、同点、オーバータイム
もとになる条文
プレーのインターバルは
・ゲーム開始予定時刻20分前に始まる
・各クォーターやオーバータイム終了を知らせるゲームクロックのブザーがなった時に始まる
・クォーターやオーバータイム終了時にインスタントリプレーシステムのレビューが行われる場合、審判が最終的な判断を示した後で始まる
追加
A1は3ポイントフィールドゴールのショットをした。ゲームの終了を知らせるゲームクロックのブザーが鳴ったとき、ボールは空中にあった。
ブザーのあと、B1がまだ空中にいるA1にファウルをした。ボールはバスケットに入った。
【解説】
A1は3点を与えられる。
A1へのB1のファウルはアンスポーツマンライクファウルもしくはディスクォリングファイングファウルで、クォーターやオーバータイムが続かない限り、競技時間が終了した後で起きたものとして、なかったものとみなす。
エル「プレーのインターバルについての追加事項だね☝🏻
前のインタープリテーションにはクォーター終了後のファウルについては書いてあったけど、競技時間終了後のファウルとショットの成否については書いてなかったから、そこが追加されたみたい💡」
ラック「なるほど!
ショットは競技時間内に放たれたものだから、成功した場合は認められる。
ファウルはゲーム終了後に起きたものだから取り上げられないということね💡」
エル「ゲーム開始前についてのルールにも改訂があったよ👍🏻」
ゲーム、クォーター、オーバータイムの開始と終了
もとになる条文
ゲームはセンターサークルでジャンプボールによって開始される
例
ゲーム開始前のインターバル中に、チームAのプレーヤーがチームBのプレーヤにアンスポーツマンライクファウルをした。
解説
そのチームBのプレーヤーはゲームの開始前に※誰もリバウンドの位置に着かずに※2本のフリースローを与えられる。
ラック「誰もリバウンドの位置に着かずにというところが追加されたのね💡」
エル「フリースローが与えられる場合、リバウンドに着く場合と着かない場合が区別されているから、ルールではこういう細かい部分の記述もされているんだ。」
ラック「改訂でより具体的に解説されるようになったんだ🤔」
エル「今回の改訂で24秒ルールにも解説の細かい部分の記述に追加があったよ☝🏻」
24秒ルール
もとになる条文
ボールをコントロールしていないチームのファウルあるいはバイオレーション(ボールがアウトオブバウンズになるバイオレーションを除く)により審判がゲームを止め、ボールのポゼッションがフロントコートからその前にコントロールしていたチームに与えられる場合、
・ゲームが止められた時点で、ショットクロックに14秒以上が表示されている場合、ショットクロックは継続となる
・ゲームが止められた時点で、ショットクロックに13秒以下が表示されている場合、ショットクロックは14秒となる。
例
a.ショットクロック残り16秒で
b.ショットクロック残り12秒で
フロントコートにいるA1がA2にボールをパスしたとき、バックコートにいるB1が意図的にボールを蹴った、もしくは拳でボールを叩いた。
解説
どちらの場合においても、B1の※ボールを蹴るバイオレーションもしくは拳でボールを叩く※バイオレーションである。
ゲームはフロントコートからチームAのスローインで再開され、ショットクロックは
a.16秒となる
b.14秒となる
例
第3クォーターでA1のフロントコートからのスローインの間に、B1が境界線を越えて両腕を動かし、A1のパスを妨げた。ショットクロックは
a.19秒であった
b.11秒であった
解説
どちらの場合においても、B1の※スローインの※バイオレーションである。
ゲームはフロントコートからチームAのスローインで再開され、ショットクロックは
a.19秒となる
b.14秒となる
ラック「何のバイオレーションによるものなのか、具体的に書かれているね🤔」
エル「24秒ルールではバイオレーションの種類によって継続なのかリセットさせるのかが変わってくるから、こういう具体的な表記はとても大切なんだよ☝🏻」
ラック「バスケは0.3秒あればシュート成功が認められるし、それが0.2秒だとシュートの成功は認められない1/10秒が貴重なスポーツ!😳
審判の時間の管理という仕事は、大仕事だわ!🔥」
エル「だからこそ、時間に関するルールについてはちゃんと勉強しなくちゃ!
時間の管理ができること、それが審判には必須だね👍🏻🔥」